人類・人の奢り その2


10日付けのAFPニュースより

オーストラリアで増え過ぎたラクダを殺処分するか否か審議
されるそうだ。

オーストラリアの野生ラクダは、19世紀に入植者が連れて来た
ラクダが野生化したもの。現在、アウトバック(Outback)と呼ば
れる豪大陸内部の砂漠を中心とする辺境地帯を徘徊する数は、
120万頭にも上る。

中略。

こうした状況を背景に、アデレード(Adelaide)の広告会社ノース
ウエスト・カーボン(Northwest Carbon)が提案したのが、ラクダ
の殺処分案。政府の「気候変動とエネルギー効率局」が9日公開
した諮問書の中で提示された同社の提案によると、ヘリコプター
からラクダを射殺するか、群れをまとめて食肉処理場へ送り、
食用やペットフードに加工する。

オーストラリアは、国民1人当たりの温室効果ガス排出量が世界
でも多い部類だそうだ。

このノースウエスト・カーボンのティム・ムーア(Tim Moore)社長は、
豪通信社AAPに対し、「わが国は創意工夫に富む国民の集まり,
問題があっても革新的な解決方法を見出す。(ラクダの殺処分は)
そうした伝統の一例だ」と語ったそうだ。

確かに食用として飢餓で喘いでいる人々にでも提供が出来れば
それは素晴らしく有益な事だが、勝手に増えた無益なラクダだから
殺処分とは・・・!
何かやりきれない・・・!

最近東部アフリカでも砂漠化した場所が増えているせいか、ラクダ
を飼っている民家が増えている。勿論観光用に使用したり、荷役
に使用している。

何とかならないものだろうか?

サファリ中の危険(!?)1


自分で多少なりとも稼げるようになってから、かなりの回数サファリ
に費やしましたが、個人的に野生動物に対して危険を感じた事は
本の数回しかありません。もっとあるのではと思われる方々が多い
かと思いますが。むしろ町中とか、道路とか、普段のロッヂの中庭
周辺(部屋とレストランとかレセプションヘ行く間)での体験とか
ばかりです。

一番記憶に残っているのは、タンザニア、ンゴロンゴロ・クレーター
のロッヂで、たまたまお部屋がメインの建物からちょっと離れた
ところに位置しており、暗くなったら当然車での送迎が必要な場所
でした。

夕食時、中々迎えの車が来ないので、外に出て歩いて行こうかと
試みました。しかし何とドアの直ぐ前にハイエナがウロウロして
ました。

意外にも彼等の体高は私の腰丈よりも高く、彼等はこちらに対しては
無関心を装ってはいましたが、あの鋭い牙で噛まれる痛さを想像して
ちょっと、恐怖でした。

ハイエナはこれと定めた獲物には凄い執着心で、相手がヘタルまで
追跡して仕留めると、物の本にあります。

人間って本当にやわいな~。

写真は縞ハイエナ。ブチや褐色ハイエナと異なり,むしろその貴重さ
故に美しくさえ見えます。

サファリ中の危険(!?)1


自分で多少なりとも稼げるようになってから、かなりの回数サファリ
に費やしましたが、個人的に野生動物に対して危険を感じた事は
本の数回しかありません。もっとあるのではと思われる方々が多い
かと思いますが。むしろ町中とか、道路とか、普段のロッヂの中庭
周辺(部屋とレストランとかレセプションヘ行く間)での体験とか
ばかりです。

一番記憶に残っているのは、タンザニア、ンゴロンゴロ・クレーター
のロッヂで、たまたまお部屋がメインの建物からちょっと離れた
ところに位置しており、暗くなったら当然車での送迎が必要な場所
でした。

夕食時、中々迎えの車が来ないので、外に出て歩いて行こうかと
試みました。しかし何とドアの直ぐ前にハイエナがウロウロして
ました。

意外にも彼等の体高は私の腰丈よりも高く、彼等はこちらに対しては
無関心を装ってはいましたが、あの鋭い牙で噛まれる痛さを想像して
ちょっと、恐怖でした。

ハイエナはこれと定めた獲物には凄い執着心で、相手がヘタルまで
追跡して仕留めると、物の本にあります。

人間って本当にやわいな~。

写真は縞ハイエナ。ブチや褐色ハイエナと異なり,むしろその貴重さ
故に美しくさえ見えます。

人類・人の奢り !?


ヌーの出産シーンが良く見れるのは1月から2月中旬頃までが最盛期
です。あちこちに胎盤を啄む猛禽類やジャッカル等の姿が見えます。

インパラやライオンやヒョウと異なり、隠れた藪とかでなく、開けた
草原で午前中の早い時期に そそくさと産む個体が多く、日中
でも結構産んでいる光景に出くわします。

先回もたまたま出会った個体の仔供は、四肢が立たず、必死に
もがいて起とうとしていました。母親は心配そうに見守っています
が、どうにもなりません。多分出生後かなりの時間が経過して
いるのでしょう。仔供の体毛の色もシットリと濡れた黒褐色で
なく、とっくに乾燥した薄茶色になっています。

我々も暫く見守っていましたが、母親もとうとう諦めたか我々と
ほぼ同時にその場を去りました。

自然界ではこのような諦めの自然淘汰があちこちで行われている
と思います。

ヌーの川渡りでもそうです、体力のない弱い仔供、勿論成獣でも
川に溺れ流され崖から落ち、どんどん淘汰されます。

しかし人間界はどうでしょうか?奇しくも某TVで長寿のために
必要不可欠な遺伝子物資が発見され、その効果を促進させるには
粗食が有効で、その遺伝子の活性化を図り、その引き金を引く
ための物資に取って代わる物が、製薬化されたとあったそうです。

確かに苦しむ人々の痛み症状を和らげる薬は必要です。背負った
傷のために人前に出られないとか、心の傷や体の傷を癒す研究や
薬も必要不可欠と思います。

ただ誰もが長寿になり、地球上皆がいつまでも半永久的に生き
続けて、出生率は下がり続けているのに、年寄りばっかりって、
何か恐ろしい時代を迎えそうですね・・・。

又この薬の宣伝では、 ” この薬を服用していれば、カロリーを
気にせずに、好きなものを我慢せずたっぷり食べられる ”
だそうです。

自然環境・野生動物保護


日曜日でしたか、某BSのTVで放映されたパキスタン北部の山岳
地帯に生息する雪ヒョウの映像は素晴らしく,綺麗でした。

個人的にはBBCの動物、自然物はとても完成度が高く、楽しみ
です。

特にアッテンボロー氏の番組への取り組み、彼自らの解説等、
その情熱には毎回圧倒されます。どんな些細な細かい事、植物
であれ、昆虫であれ、誰でもが興味を持ち、楽しく興味を持てる
ような内容に仕上がっていると思います。

今、世界各地の気象状況や動物達の動向を見ているとやはり
一抹の不安、何か地球の自然環境がおかしくなっていない
だろうかと感じてしまうのではないでしょうか?

アイアイの権威、島泰三先生もその著書の最後にこう認めて
いらっしゃいます。

” いつ失われるかもしれない状況にある,貴重な自然地域を
残して、後世に伝える事は、その自然の計り知れない意義を
知った者、その現場を見た者の責任だと思うから ”

申し訳けないですが、一部文章中の単語を省略し、漢字化させ
て頂きましたが、正に胸が減り裂けそうな破壊の現実から救う
べく立ち上がった聖者の言葉にも感じます!

自然環境・野生動物保護


日曜日でしたか、某BSのTVで放映されたパキスタン北部の山岳
地帯に生息する雪ヒョウの映像は素晴らしく,綺麗でした。

個人的にはBBCの動物、自然物はとても完成度が高く、楽しみ
です。

特にアッテンボロー氏の番組への取り組み、彼自らの解説等、
その情熱には毎回圧倒されます。どんな些細な細かい事、植物
であれ、昆虫であれ、誰でもが興味を持ち、楽しく興味を持てる
ような内容に仕上がっていると思います。

今、世界各地の気象状況や動物達の動向を見ているとやはり
一抹の不安、何か地球の自然環境がおかしくなっていない
だろうかと感じてしまうのではないでしょうか?

アイアイの権威、島泰三先生もその著書の最後にこう認めて
いらっしゃいます。

” いつ失われるかもしれない状況にある,貴重な自然地域を
残して、後世に伝える事は、その自然の計り知れない意義を
知った者、その現場を見た者の責任だと思うから ”

申し訳けないですが、一部文章中の単語を省略し、漢字化させ
て頂きましたが、正に胸が減り裂けそうな破壊の現実から救う
べく立ち上がった聖者の言葉にも感じます!

国立公園等への入園料


現在国立公園の入園料は年々上がって来てます。管理が行き
届き、目に見えて改善されている場合は、膨大な経費が使用され
ても充分納得出来ます。実際、北米のイエローストーン国立公園
とかタンザニアのセレンゲティ国立公園等は素晴らしい管理と
思えます。

それに比べて、保護区は一種独特で、特にケニアのマサイ・マラ
国立保護区は野生動物がかなり見受けられ観光立国のケニア
にとっては無二の宝物でしょう。それなのに自治体の権利ばかり
が尊重されているようで、管理権どころかその動物達すらも失い
かねない程、道路等自然環境管理はなっていないと思います。

大阪府位の面積はやはり大きいいです。でもセレンゲティやイエ
ローストーンはそれこそ四国程もあります。やはりそれは怠慢
でしか有り得ません。何処かの国のマニュフェストが予算がなくて
実行されないのと同じような状況とは異なるでしょう。

今このマサイ・マラ国立保護区は東西地区に分かれて入園料が
徴収されています。

ナイロビから陸路で南下し入園して入園料を支払っても、西部へ
行く場合は更に西部地域の入園料を支払わなければなりません。

一時、ヌーの川渡りのためにこの西部一帯の地域は特殊な規則が
適応されていました。ところが昨今は更に同じ保護区内なのに別途
改めて入園料を支払わなければなりません。凄く理不尽です。
公園が分割されたのでも何でも有りませんので、非常に残念です。

マサイ・マラでヌーの川渡りが見られる時期は確実なのは8月中旬
以降です。勿論6月から10月まで繰り返されますので、絶対と云う
言葉は使えませんが、この時期に世界中から訪問する観光客から
保護という名目でお金をむしり取っているようにしか思えません。
残念です。

サファリと言えばケニア、知名度抜群で、日本からのアクセスも
楽、動物も比較的見易く、豊富なのに・・・。観光客や道路標識
そして肝心の道路整備に目に見えて改善されれば何も言いません。

ヌーは非常に繊細で臆病でお馬鹿さんです。本当に些細な事でも
驚き、彼等の動きを中止してしまいます。そんな彼等の習性を
これ以上妨げないように環境作り等じっくりと見守って行きたい
ものです。

写真は水場に結集した後、むさぼり飲む縞馬の後方には大量の
ヌーが待機!

天気


東部アフリカでは季節は雨季と乾季とに2分されます。日本の
様な四季は1日の中にあると言っても過言ではありません。
朝・晩は正に冬です。涼しいと云うよりは寒いです。勿論標高や
天候条件によっても毎年異なって来ます。日中は夏です。午前中
や夕方は春と秋でしょうか?
どんなに日中暑くても, 急変してどしゃぶりになる事もあります。

ですので、サファリに出る際は必ず, 上着と雨除の上下は必要で
しょう。
それとちょっとした食料、飴とかチョコレートとか栄養補給に
成るような簡易お菓子ですね。

アフリカの雨は正にスコールで雨季でも晴れます。1~3時間位
ザーっとそれこそ先が見えなくなる位降ると、太陽が顔を出し
ます。時に雹が降る事も!1m先も見えなくなる豪雨の時でも冷静
にドライブしなければ帰れません。道どころか方角すら見当も
付かなくなります。

ただ草原で、あ~雨雲が来るという状況下では車をその雲のない
地域へ走らせる事が出来るのも広大さ故のアフリカだからで
しょうか!

雨が振り終わった時には,くっきりと美しい太い虹が良く出ます。
そんな時、雨で動物が見れなくなったとしても、何か凄く幸せ
ですね。

そんな情景を頭に浮かべていると、早くタンザニア、セレンゲティ
国立公園にサファリに出掛けたくなりますね!!皆さん、是非
ご一緒しましょう!!