10日付けのAFPニュースより
オーストラリアで増え過ぎたラクダを殺処分するか否か審議
されるそうだ。
オーストラリアの野生ラクダは、19世紀に入植者が連れて来た
ラクダが野生化したもの。現在、アウトバック(Outback)と呼ば
れる豪大陸内部の砂漠を中心とする辺境地帯を徘徊する数は、
120万頭にも上る。
中略。
こうした状況を背景に、アデレード(Adelaide)の広告会社ノース
ウエスト・カーボン(Northwest Carbon)が提案したのが、ラクダ
の殺処分案。政府の「気候変動とエネルギー効率局」が9日公開
した諮問書の中で提示された同社の提案によると、ヘリコプター
からラクダを射殺するか、群れをまとめて食肉処理場へ送り、
食用やペットフードに加工する。
オーストラリアは、国民1人当たりの温室効果ガス排出量が世界
でも多い部類だそうだ。
このノースウエスト・カーボンのティム・ムーア(Tim Moore)社長は、
豪通信社AAPに対し、「わが国は創意工夫に富む国民の集まり,
問題があっても革新的な解決方法を見出す。(ラクダの殺処分は)
そうした伝統の一例だ」と語ったそうだ。
確かに食用として飢餓で喘いでいる人々にでも提供が出来れば
それは素晴らしく有益な事だが、勝手に増えた無益なラクダだから
殺処分とは・・・!
何かやりきれない・・・!
最近東部アフリカでも砂漠化した場所が増えているせいか、ラクダ
を飼っている民家が増えている。勿論観光用に使用したり、荷役
に使用している。
何とかならないものだろうか?