遺伝子とか育種とか学生時代はハッキリ言って大嫌いでした。あの
数字やらが記憶出来ないし意味が不明で、それに先生も気難しく
て取っ付きにくかったから・・・(笑)。
でも読んで成る程と分かる記事には面白いと思えます。
以下つい今週のお話です。
サッカーでもどちらのチームが勝つかと良くタコが勝敗を当てたと
TV等で話題になりました。そのタコの全遺伝情報(ゲノム)を色々
な国の大学研究チームが解読し、英科学誌ネイチャーに発表しま
した。
タコとイカの祖先が分かれたのは、恐竜が出現する前の約2億7000
万年前と推定され、DNAのサイズはヒトより小さい約27億塩基対だが、
タンパク質を作る遺伝子はヒトより多い約3万3600個と推定され、脳
や皮膚、吸盤等で頭足類に特有とみられる遺伝子が多数見つかった
そうです。
これらの解読成果は、タコやイカ等の頭足類の進化過程を明らかにし、
タコの高い知能や体の色を変えてカムフラージュする能力等の仕組み
を解明するのに役立つと期待されていると言う事です。
次はアフリカ、タンザニアの約184万年前の地層から、古人類の左手
小指の化石が発見されたと言うニュースです。
こちらも国際研究チームが英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ
に発表したそうです。
化石は小指の付け根の骨で、長さ3.5cm程度。大きさや微妙にカーブ
した形状が約20万年前に出現した現生人類(ホモ・サピエンス)の指に
近く、石器を作って使いこなせる器用な手を持つ人類が当時既に出現
していた可能性が考えられると。
今回のこの指化石は、原人のものの可能性があるが、種ははっきりせず、
石器を使って栄養のある食物を入手する生活が続けば、脳や手が発達し、
更に精巧な石器や道具を作れるようになると考えられ、手の指の化石は
進化の解明に役立つと期待されているそうです。
う~んまだまだ解明されていない事だらけですよね。面白いですね。
写真は、取り敢えず満腹してペロリ、眠気が襲います・・・。
にほんブログ村