さて今や北部タンザニアから徐々に北上したヌーの大部隊はケニア
南西部のマサイ・マラ国立保護区の北西部に駐留していますね。
大阪府と同じ位の面積の小さな保護区ですが、行き易さから世界的
に有名になっています。更にオフ・ロードが可能なのでその気楽さも
相乗効果なのでしょう。
昔はそれこそ観光立国でしたから、宣伝に力を入れていましたし、
上手く人々の自然回帰への気持ちを惹き付けました。
もっとも今はアフリカでも優等生的資本主義国となり、地下資源の
埋蔵も確認され、各国からその利用性で狙われて (!) いますが・・・。
タンザニア北部で、12~3月のヌーの大移動と出産シーズンが過ぎ、
今度はその乾季となった地を逃れ、まだ草が残る雨がちの北部へと
更に移動を続けて行き、ケニア、マサイ・マラへ到達した訳ですね。
現在特にマサイ・マラの北西部地区のcampやロッヂでは十数kmの
距離で彼らが屯し、草を食んでいるようです。
この時期、乾季のアンボセリは物悲しい景色ですが、7月から10月位
はマサイ・ マラやセレンゲティにヌーの群れを一目見ようと観光客が
集中するんですね。
次彼らヌー達がそんなマサイ・マラを後にしてセレンゲテイに戻って
来るのは ? 、イエもう既に始まっています。
自然の営みが幾ら地球温暖化で荒もうと大幅な気候変化に見合われ
ようと粛々と進んで行くんですね~。
写真は、何回かこのマサイ・マラでの一連の写真を掲載していますが、
これがちょっと悲しいかな正に現在のヌーを見るために訪れる観光客
の様子なんです。これでも公園のレンジャーが車を整理したんですが。