余談ですが、今朝雨戸を開けてカーテンを開ける際に何か重たいな
と思いましたら、小さなヤモリがポタリと落ちて来ました。
窓の外へ逃がそうとしたのですが、どんどん部屋の中に!最後には
どっか隠れてしまいました~。
う~もしかして締め切っていると干からびて死んでしまうかも・・・(涙)。
昔遊学していたケニア、ナイロビの学校の寮では、お部屋にも洗面所
にも数匹いました。最初はびっくりしましたが、先方も人間が怖かった
のでしょう、追い出そうとするとチチチと言って逃げ回っていました・・・。
で本題です。
ここ10年近くでしょうか? 消毒、抗菌、除菌、殺菌、滅菌と様々な
生活環境における人間への有害物質を除去・無害化させる方向が過激
になっていると思います。
ではその具体的な相違点はご存知でしょうか?知っているようで微妙
な違い・・・。
一番その効力を発揮させる方法が滅菌ですね。良く実験器具を高温
滅菌しました。高温消毒っていうのもありますが・・・。殺菌は特定
の菌を殺す事で病原性や有害性を有する糸状菌、細菌、ウイルス等の
生物を死滅させる事、全て死滅させる事になります。
何やら日本薬局方では微生物の生存する確率が 100万分の1以下に
なる事と定義しているそうです。
更には増殖可能な菌を対象物から有効数減少させる事は除菌という
事になります。
ただ除草剤や枯葉剤、害虫駆除等で使用する抗菌剤が野外で使用
され続けて、細菌では徐々にそれらに対する耐性菌が増え、私達の
生活圏に入って来る恐れがあるそうです。
ハエや鳥等の運び役も考えられます。
そうなると、ただ処分したい物だけに捕らわれていると人間を取り
巻く生態系全てにおいて影響が出て来ると・・・。
以前北海道の農家で牧場実習の際除草剤を使用しましたが、ちょっと
でも手指に触れると赤くなり、痒くて、皮膚が剥がれ落ちました。
その当時ですら何か危険だな~と思っていましたが。
人間の生活環境を人間の快適さを求めて全て阻害してしまうとその
とばっちりは人間に!かと思いました。
写真は、タンザニア、セレンゲティ国立公園の朝、気球が昇り、ライ
オンは人間の捨てたビニール袋でお遊び。でもこの端切れがお腹に
入って窒息死しないで欲しい・・・。