一昨日、元、長きに渡り在籍していた会社(株)道祖神でアフリカ・
カルチャー講座が無事終わりました。
お願いした講演者は、ケニアのマサイ・マラ国立保護区、マラ・コン
サーバンシーで獣医のお仕事に従事されている日本人の女医さん、
滝田 明日香さんで、ケニアの密猟や彼女の日々の仕事振り、そし
て今や絶滅してしまうかもしれないゾウの危機の現状に関して、淡々
と且つ、熱くお話し頂きました。
後10年もすれば、このままで行くとゾウが絶滅してしまうとの数字が
写真と共に出されての説明には、素晴らしい説得力があり、共感
出来、日本人、人間として何か出来ないかと焦燥感・危機感を覚え
ました。
確かにライオンばかりでなく、ゾウも最近は年配のリーダーとなる
メス・ゾウがすっかり少なくなっている事はサファリをしていても感じ
ましたし、実際、年齢的にはまだ若く10~20歳代が多いらしいです。
ゾウの群れ、家族が生きて行く上で豊富な知識を持った年配ゾウ
がドンドン密猟等で殺され、それも象牙のためだけに生命まで奪わ
れてしまう現実。
密猟の仕方やそれらの仕掛けられた罠や密猟者の実態は、眼を
そむけたくなるように衝撃的なものです。
昨今はFBでもKWS(ケニア野生生物公社)とかでもrangerが密猟
者に殺されたとか、頭蓋骨から象牙を取られた無残なゾウの死骸
の写真とがが、公表されています・・・。
象牙はそんなに身に付ける必要性がある物でしょうか?代用品
では駄目なのでしょうか?
野生動物の毛皮を身に付けない運動が、かなり世界中に広まり、
日本でも昨今は、利用(着用・購買)される方が少なくなりました。
それと同じように象牙不買運動等もっと広めて行かなければと思い
ました。
それと一番重要な事は、密猟等により奪われた生命と共に象牙は、
テロ組織等に大量の資金源として利用されている!事実です。
流通ルートを調べると、今騒がれているナイジェリアを始めとする
スーダンやアラブの著名なテロ組織が全部絡んでいるそうです!
早く何とかしないとなりません!!
写真は、皆で仔ゾウを群れの真ん中に隠そうと協力しあう姉妹?兄弟?