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日本でもブラック・バス等の故意の放流により、日本固有
の淡水魚がどんどん少なくなって来ているそうですが、
北米の野生動物の宝庫、イエローストーン国立公園内に
あるイエローストーン湖にも違法に放流された、レイク・
トラウトにより、イエローストーン湖の固有種である、
イエローストーン・カットスロート・トラウトが個体数を
減らしており、現地では、漁師を雇って大規模な駆除作業
が行われているそうです。
イエローストーン・カットスロートとその遺伝的健全性は、
今や保護が必要な状況に陥っており、元々14種だったカット
スロートの内、2種(アルボードとイエローフィン)は既
に絶滅してしまったそうです。
外来種を駆除する理由は他にもあり、カワウソやミサゴ、
クマ、ワシ等は、浅場のカットスロートなら簡単に捕食
出来るが、深場を好むレイクトラウト等にはなす術がない
と・・・。
又10年前のイエローストーン湖水系には50組のミサゴの番
が棲息していたが、現在は3,4組に激減したと云う。
地球の生態系が、今まで天文学的数字で変化して来た部分
が、あっと云う間の数十年で、一掃絶滅されてしまう状況
は悲しい限りですね。
写真は、イエローストーン国立公園の大角ヒツジ、多少雪
が吹雪く丘陵地帯でした・・・。