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ヌーの移動は本来、セレンゲティ国立公園周辺を含めてのタンザ
ニア北部の乾季の度合いによって、その時期が6月初旬と早まっ
たり、10月中旬頃と遅まったりします。
今年は、7月中旬から少しづつ川を渡ってケニア入りしている情報
をこのブログでもお知らせしましたが、丁度8月中旬、16日以降19
日頃までは、ヌーの結集がマラ全般で見られ、川渡りも結構見ら
れるようになっていたと思います。
特に16日以降のマラ・シンバ地区からフィッグ・トゥリー地区更に
はキーコロックへの平原、Posee Plains やMeta Plainsには
日に日に圧倒的な数でヌーがところ狭しと草を食んでいました。
しかしそのヌーの結集が見れたのは良いですが、川渡りとなると
凄まじい狂騒劇が人間側で見られるようになります。
数年前もマナー悪しと思い、すっかりマサイ・マラのこの時期には
サファリはしたくないなと思ったものでしたが、今回は更に、劣悪
な状況でした。
レンジャーが観光客の車を1台1台見事に管理してくれなければ、
それこそドライバー同士、観光客同士でいがみ合いの喧嘩、血を
見そうな勢いですから・・・。
写真左は、車を管理するマラ・コンサーバンシーのレンジャー。
右は対岸、マサイ・マラ国立保護区側のレンジャーが整理する前
の車の狂騒劇。お互いに牽制し合い、ヌーが渡れません・・・!