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やはり何と行っても乾季のセレンゲティ国立公園の楽しみは、緑の
出産時期と双璧をなす、イエむしろネコ科ファンにとってはもっと
楽しみな時期となるでしょう。
特にヌー等の大きな草食獣が闊歩する時期では、中型のネコ科は
踏みつぶされるリスクを避け、遠巻きに生活しています。
確かに、草原を埋め尽くすヌーの姿や出産シーンは素晴らしいです
が、やはり肉食獣の楽しみは、何回見ても飽きない事、同じ個体を
ず~っと見続けていても、全然退屈しない事でしょう。勿論カメラを
お撮りになる方々も、ふん段にシャッター・チャンスを狙って、ずっと
カメラを構えている事が可能です。
通常の”ハイ、ライオンです”、や”樹状のヒョウです、遠いですね”
ではなく、努力し、工夫して被写体を狙い、双眼鏡やカメラでも納得
の行くポジションを探し、ゆったりとしたサファリが出来る事です。
と言うのも、雨季に成長した草原の草丈が、野生動物達の姿を隠し
ていましたが、乾季になるとその草丈もしなだれて、大分我々人間
の目でも彼らが潜んでいる、もしくは、寝転がっている際の動きが
垣間見れるようになる事です。
幾ら草丈が低くなっても、彼らは寝転がると本当にペッチャンコで、
耳が動くとか、しっぽがゆれているとか、頭を持ち上げた時位しか
判別が難しいですから・・・。
又出産時期は、世界各地から観光客が押し寄せます。夏場も同様
で、ゆっくり観察する事が難しく、車を何処に止めようか?順番取り
や場所取りのせめぎ合いになってしまいます。
特にケニアデノアノドライバー達の競争の様は、お客の身分でいて
も、ストレスを感じます。最近はセレンゲティですら同じような事態に
なりつつありますから・・・。
よって、9月の乾季のセレンゲティ国立公園はその喧騒から逃れら
れ、むしろ寂しい位です。且つ勿論、ネコ科もゆったり出来る季節
なのです。
昨今は公園規則がかなり厳しくなっていて、今まで一番地の利の
良かった、あの老舗のセロネラ・ワイルドライフ・ロッヂの近辺は、
ネコ科を狙うには段々厳しくなって来ていますので、少し地区を
考えないとなりません。この地区選びは本当に難儀します・・・。
写真は万人の人気を集める?チーターの仔供達。