エコ・ツーリズムの発達した国、コスタリカ


コスタリカは中米のスイスとも呼ばれ、非武装国であり、スペイン語で
豊かな海岸と称される国です。

国民の識字率は95.5%と教育水準も高く、国民の経済的満足度も高い
方と謂われています。

又地球上全ての生物種の内5%が棲息すると言われ、「環境保護先進国」
として名高く、国立公園・自然保護区の総面積は全国土の1/4を超え、
エコ・ツーリズムの先端を行く豊かな国です。

ここでお知らせしたいのは、東部アフリカも見習って欲しい程の環境・
動物保護に関する国の積極的な制度化です。

CST観光認証制度が設けられ、観光庁、国際自然保証連合、主務官庁、
通産省、コスタリカ大学等がメンバーで、観光に携わる企業にレベルを
決めて認可・更新(2年に一度チェックが入る)して行く制度です。

観光ガイドも研修プログラムがあり、3年に一度認定更新研修を受け、
旅行代理店法により公認・保護されています。

日本のJICA(ODA)もかなり特殊な地域への自然保護のためにプロジェ
クト締結がなされているようです。

個人的に2008年の6月にコルコバード国立公園に訪れましたが、生憎
のハリケーンで、ヘリコプターにてやっと救出して貰うという貴重な経験
をさせて頂きました。

ケッツァール(火の鳥のモデルになった美しい青緑の鳥)等、バード・
ウォッチャーには大変有名な国ですが、動物保護や公園管理に関して
はまだインフラ(ストラクチャー)が完備されていない、一般的でない
という印象でした。

ただ緊急事態における救済に関しては、その素早い対応と実践で
外国人にもストレスなく?(水も出ない、道路は寸断、電話も大きな
ホテル等でないと通じないというかなり劣悪な環境下ではありましたが)、
優先して無事救出が行われました。勿論、現地の会社の日本人担当者
(現地でご結婚された女性)の方の見事な対応のお陰も充分あったと
思いますが、助かりました。感激でした!

写真右:ケッツァール
写真左:ハリケーンで国内の幹線道路・空路も一時麻痺状態であった際に
     観光客の救出にあたった軽飛行機。

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