何やら4月25日は世界マラリア・デーだそうで、(WHO)世界
保険機関が2007年に制定したそうです。
WHOの推計では、全世界で年間に2億人以上がマラリアに感染
すると言われ、今も100万人もが命を失っていると推測されて
います。
蚊はマラリア以外にもデング熱、最近ではジカ熱等多種に渡る
日本人にとっても影響のある様々な病気をもたらしています。
人が死亡する危険性をもたらす一番の生物が蚊だという事は、
既に周知の事実ですが、残念ながらその一つ、マラリアは未だ
根絶されていないのが厳しい現実です。
未だ旅行業の最前線で仕事(!)していた頃、やっとマラリアの
予防注射が人間への臨床実験段階に入ったという情報が2回程
あったかと記憶していますが、未だ予防薬のみの処置になって
いますね。残念です。
添乗や個人旅行中でもかなりのリスクのある環境を経験したと
思います。勿論もっと過激な環境で旅行されていた方もいらっ
しゃるでしょうが・・・。私が言いたいリスクとは、病気とか
衛生面での点も勿論ですが、生物学的や精神的な恐怖という
リスクも含めての事です(笑)。
もう過去の事で笑い話になりましたが、ケニアのラム島の海岸で
舟から降りた途端、両足を真っ黒に蚊で覆われた事。その近隣に
位置するパテ島では、夜、民家の屋上で蚊除けのために点けた
蚊取り線香による枕のボヤ、日常用に貯めてある水の中はゴキ
ブリが一杯だったのに気が付かず(暗闇で全然見えなかった)、
手を洗ったり足を洗ったり・・・(汗)。モンバサからマリン
ディへ向かう途中、道路が川の増水により腰まで泥水に浸かり
ながらバスの乗継地までの走行経験等々。
サファリでは、アンボセリ国立公園でブラック・マンバが助手
席の窓の高さまで鎌首を伸ばして来た事。タンザニアのンゴロ
ンゴロ自然保護区の宿泊先で夕食時部屋から出ようとした際、
数頭のハイエナに囲まれた事。マサイ・マラ国立保護区では
気球サファリのお見送りのために早出をしようとした時、宿泊
テントの目の前に、真っ赤な目をした巨大なカバが草を食んで
いて中々外に出られなかった事。
大雨で道がぬかるんでいて、何台もの車が動けず、ほぼ半日を
その場で過ごさざるを得なかったセレンゲティへ行く途中の
坂道、雨季にはサファリが難解なンドゥトゥ地区のサファリ。
夕方帰途の18時過ぎ、ぬかるみに嵌り2時間以上も連絡が取れず、
やっと1台のプライベート・カーに出くわせた喜び。
セレンゲティ国立公園のサファリの真っ最中、突然の豪雨に遭い、
正にホワイト・アウト。眼の前360度が全て真っ白!しかも周囲は
岩山、一頻り無言で両手を握りしめて同乗の何時も頼りにしている
ドライバーへも一言も言葉が出ない。
タンザニアのバガモヨの安宿で体調を崩し、夜中にはサソリに
両足を食われ、1週間以上コーラとトマト味のスープだけ(野菜
は貴重で小さなトマトは既に溶けてしまって、その繊維すらも
無い)で動けず過ごした熱暑のベット。
そう一番最近では、ドライバーがゾウに接近し過ぎて、多少
彼女のご機嫌を損ねて、後少しで鼻先を助手席に突っ込まれ
カメラを撮られそうになったサファリも・・・。身体を動か
さずじっと息を殺していましたが、結構心臓バクバクでした。
まだまだ頭の引き出しには思い出せそうなリスクが一杯(笑)。
でもやっぱりアフリカはイエ、サファリは面白い!人生最後の
日はセレンゲティ草原で野生動物を眺めながら・・・。って到底
敵わない壮大な夢かな~?(💖)
写真は、かなりしつこくupしていますが、ご免なさい。でも
とても気に入っています。大自然の営みが感じられて・・・。
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