ドライバーと添乗員の待遇?

南部アフリカ、特にボツワナでは添乗員は殆どの場合、お客様と
同じカテゴリーのお部屋には泊まれません。スタッフの余剰部屋
とか、マネージャーの家の一部屋とか、必ずちょっと差を付け
られます。

ところが東部アフリカは異なります。むしろ敢えて添乗員に良い
部屋をと現地会社が気を利かせている事が多いです。時には
花束やスパークリング・ワイン、フルーツ・バスケット等が置いて
あって感激してしまいます。でもむしろこれからサファリなのに、
持って行けないとか逆に処置に困り、勿体無くて困惑してしまい
ます。バチあたりですね・・・。

ドライバーはと云うと、ロッヂによってはメチャクチャ待遇が悪く
可哀想な位です。

系列によっても待遇の違いが歴然とあります。概して,インド系は
お粗末と云われます。
昔マサイ・マラのソパがopen仕立てで宿泊した際、ドライバーに
嘆かれました。毎日朝はチャイだけ、夜は本の少しのウガリ(トウ
モロコシの粉で出来た主食)とムチチャ(アフリカ式ほうれん草
の炒め物)だけで、お腹空いた~と。

しょうがないので、お客さんと皆して朝食のパンやソーセージ等を
取りまとめてそのドライバーに上げた事がありました。

又とあるイタリア人経営のロッヂでは、毎日ケチャップ・ソース
ドッサリのお魚料理で、野菜も果物もないと・・・。挙句の果てに
その日そこに泊まっていたドライバー全員が食中毒に!!ひどい
ものです。

インド系でもセレナ系列は往々にしてドライバーにも評判が良い
ようです。バイキング・スタイルが圧倒的なロッヂですが、野菜
が豊富で座る席こそ違え、ドライバー達も同じ食事を取る事が
出来ます。

ドライバー達に不足があれば、ひいてはお客さんにも影響します。
彼等の体力がなくなれば、事故にも繋がり易いし、気力が失せて
盛り上がらないドライバーのサファリでは、面白くなくなるでしょう。

やっぱりサファリはドライバーが命です。

そう云った情報を集めて、ロッヂを選択する!事も旅行会社の
責務と考えます。安かろう悪かろうではリピーターも生まれないでしょう!!

写真1:上段左 ケニアのサファリ・カー(2輪駆動車)NISSANが圧倒的。
写真2:上段右 南部アフリカに多いopen形式で豪華な4輪駆動車
写真3:下段左 担当している特選ツアーでの提携会社使用の4輪駆動車
写真4:下段右 タンザニアの4輪駆動車(他社)

ドライバーと添乗員の待遇?

南部アフリカ、特にボツワナでは添乗員は殆どの場合、お客様と
同じカテゴリーのお部屋には泊まれません。スタッフの余剰部屋
とか、マネージャーの家の一部屋とか、必ずちょっと差を付け
られます。

ところが東部アフリカは異なります。むしろ敢えて添乗員に良い
部屋をと現地会社が気を利かせている事が多いです。時には
花束やスパークリング・ワイン、フルーツ・バスケット等が置いて
あって感激してしまいます。でもむしろこれからサファリなのに、
持って行けないとか逆に処置に困り、勿体無くて困惑してしまい
ます。バチあたりですね・・・。

ドライバーはと云うと、ロッヂによってはメチャクチャ待遇が悪く
可哀想な位です。

系列によっても待遇の違いが歴然とあります。概して,インド系は
お粗末と云われます。
昔マサイ・マラのソパがopen仕立てで宿泊した際、ドライバーに
嘆かれました。毎日朝はチャイだけ、夜は本の少しのウガリ(トウ
モロコシの粉で出来た主食)とムチチャ(アフリカ式ほうれん草
の炒め物)だけで、お腹空いた~と。

しょうがないので、お客さんと皆して朝食のパンやソーセージ等を
取りまとめてそのドライバーに上げた事がありました。

又とあるイタリア人経営のロッヂでは、毎日ケチャップ・ソース
ドッサリのお魚料理で、野菜も果物もないと・・・。挙句の果てに
その日そこに泊まっていたドライバー全員が食中毒に!!ひどい
ものです。

インド系でもセレナ系列は往々にしてドライバーにも評判が良い
ようです。バイキング・スタイルが圧倒的なロッヂですが、野菜
が豊富で座る席こそ違え、ドライバー達も同じ食事を取る事が
出来ます。

ドライバー達に不足があれば、ひいてはお客さんにも影響します。
彼等の体力がなくなれば、事故にも繋がり易いし、気力が失せて
盛り上がらないドライバーのサファリでは、面白くなくなるでしょう。

やっぱりサファリはドライバーが命です。

そう云った情報を集めて、ロッヂを選択する!事も旅行会社の
責務と考えます。安かろう悪かろうではリピーターも生まれないでしょう!!

写真1:上段左 ケニアのサファリ・カー(2輪駆動車)NISSANが圧倒的。
写真2:上段右 南部アフリカに多いopen形式で豪華な4輪駆動車
写真3:下段左 担当している特選ツアーでの提携会社使用の4輪駆動車
写真4:下段右 タンザニアの4輪駆動車(他社)

セレンゲティ国立公園北部を通る建設予定の道路

タンザニア北部のサファリの基地となるアルーシャの町からンゴロ
ンゴロ自然保護区入り口までの幹線道路は、まだ素晴らしく綺麗
な状態で利用されています。そろそろ路肩が・・・、と思いますが、
上手に修復されています。

あれから何年経つでしょう。

日本のODAプロジェクトです。その援助の仕方や中身がどうあれ、
強力なタンザニアの観光収入源に繋がった事は明白でしょう。又
日本の技術と日本からしっかり持ち込んだ材料(現地タンザニアの
資材は使用せず?)の堅実さからか、今までしっかりとその役目を
果たしている事に誇りを感じます。

昨今、タンザニアの北部セレンゲティ国立公園北部の道路建設が
明らかになり、反対運動が静かに起きています。

反対運動の懸念は、ヌーが年に1回、壮大な周遊移動をセレンゲティ
国立公園(厳密にはンゴロンゴロ地区も含む周辺地域)で行う事。

特に、6月下旬頃から10月上旬頃に掛けてその集団約180万頭共
謂われる4割強が,ケニアのマサイ・マラ自然保護区へ移動・滞在
します。

その彼等の周遊行動パターンが、丁度セレンゲティ西部から北部へ
更に東部から南部へと向かうため、その北部の道路建設は、彼等の
生態や習性、行動パターンを大きくきく混乱させるだろうとの見方
からです。

ダルエスサラーム・ロイター時事発表によると、”ユネスコは28日、
ユネスコの世界遺産に登録されているタンザニアのセレンゲティ
国立公園に幹線道路を建設する計画について、タンザニア政府が
再検討する方針である事を明らかにした。”
 
更に”ユネスコは国際社会に対し、代替ルート建設のための支援を
タンザニアに提供するよう求めた。代替ルートはセレンゲティ国立
公園とンゴロンゴロ保護地域の南方。世界銀行は今年3月、
タンザニアに対し、セレンゲティの道路建設計画を中止させるための
代替案を提示した。”とある。

http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPjiji2011062900315

現地のドライバー等に意見を聞くと彼等は一様に、ヌーは公園の
外側を通っていて、建設予定の道路は舗装しなければ全然影響が
ない!と。

タンザニア・サファリのバイブル”セレンゲティは滅びず”の著者、
B&Mクシーメック親子が今生存していたら、何を思っただろうか?

 

セレンゲティ国立公園北部を通る建設予定の道路

タンザニア北部のサファリの基地となるアルーシャの町からンゴロ
ンゴロ自然保護区入り口までの幹線道路は、まだ素晴らしく綺麗
な状態で利用されています。そろそろ路肩が・・・、と思いますが、
上手に修復されています。

あれから何年経つでしょう。

日本のODAプロジェクトです。その援助の仕方や中身がどうあれ、
強力なタンザニアの観光収入源に繋がった事は明白でしょう。又
日本の技術と日本からしっかり持ち込んだ材料(現地タンザニアの
資材は使用せず?)の堅実さからか、今までしっかりとその役目を
果たしている事に誇りを感じます。

昨今、タンザニアの北部セレンゲティ国立公園北部の道路建設が
明らかになり、反対運動が静かに起きています。

反対運動の懸念は、ヌーが年に1回、壮大な周遊移動をセレンゲティ
国立公園(厳密にはンゴロンゴロ地区も含む周辺地域)で行う事。

特に、6月下旬頃から10月上旬頃に掛けてその集団約180万頭共
謂われる4割強が,ケニアのマサイ・マラ自然保護区へ移動・滞在
します。

その彼等の周遊行動パターンが、丁度セレンゲティ西部から北部へ
更に東部から南部へと向かうため、その北部の道路建設は、彼等の
生態や習性、行動パターンを大きくきく混乱させるだろうとの見方
からです。

ダルエスサラーム・ロイター時事発表によると、”ユネスコは28日、
ユネスコの世界遺産に登録されているタンザニアのセレンゲティ
国立公園に幹線道路を建設する計画について、タンザニア政府が
再検討する方針である事を明らかにした。”
 
更に”ユネスコは国際社会に対し、代替ルート建設のための支援を
タンザニアに提供するよう求めた。代替ルートはセレンゲティ国立
公園とンゴロンゴロ保護地域の南方。世界銀行は今年3月、
タンザニアに対し、セレンゲティの道路建設計画を中止させるための
代替案を提示した。”とある。

http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPjiji2011062900315

現地のドライバー等に意見を聞くと彼等は一様に、ヌーは公園の
外側を通っていて、建設予定の道路は舗装しなければ全然影響が
ない!と。

タンザニア・サファリのバイブル”セレンゲティは滅びず”の著者、
B&Mクシーメック親子が今生存していたら、何を思っただろうか?

 

続サファリ・ロッヂ色々

先回はテント式ロッヂに関してテントとは異なると書きました。
今回はロッヂとは?を書きたいと思います。

”ロッヂ”?普段余り使用しない言葉ですが、都市部でなく郊外
に建てたシーズン(狩猟とかスキー)用の宿泊家屋の名称だそう
です。ですから、設備は殆ど同じかと思いますが、ホテル
とは異なります。

テント式ロッヂはあくまでもテント地が主要な側壁に使用されて
いますが、ロッヂはそれこそ木材でも漆喰でもコンクリートでも
頑丈な土台、壁、屋根が設られています。恐らくその点だけ?が
異なる点ではないでしょうか?

テント式ロッヂでも、お部屋の中には冷蔵庫やミニ・バー更には
プールからバー、レストランと揃っているところが多いです。

そこでテント式ロッヂとロッヂとでは好き好きの問題で相違は
左程無いと考えます。

キャンプは殆どご自分で組み立てた(最近がワンタッチでパット
張れる優れものもあります)テントの中にマットレスを敷き寝袋
でお休み頂きます。

ロッヂやテント式ロッヂではシェフがそれぞれ工夫を凝らした
テーブル・セット・メニューやバイキング、BBQ等デザートまで
サービスしてくれます。
付帯設備で大型冷蔵庫や冷凍庫が有り、消灯後もソーラーで
蓄えた電力や自動発動機を動かして保冷しています。

キャンプでも、やはりコックさんが不自由な?環境の中、所持した
食材で一生懸命、前菜+メイン+デザート等選択肢が少ないですが、
熱々の心のこもった食事を作ってくれます。

食事の良し悪しは、やはり作り手の匙加減一つでしょう。どんなに
ロッヂの構えが立派でも食事が不味いところは、そこのマネージャー
の舌も疑った方が良いでしょう。多分味音痴の方はサービスへの
心配りも今一の筈です・・・。

続サファリ・ロッヂ色々

先回はテント式ロッヂに関してテントとは異なると書きました。
今回はロッヂとは?を書きたいと思います。

”ロッヂ”?普段余り使用しない言葉ですが、都市部でなく郊外
に建てたシーズン(狩猟とかスキー)用の宿泊家屋の名称だそう
です。ですから、設備は殆ど同じかと思いますが、ホテル
とは異なります。

テント式ロッヂはあくまでもテント地が主要な側壁に使用されて
いますが、ロッヂはそれこそ木材でも漆喰でもコンクリートでも
頑丈な土台、壁、屋根が設られています。恐らくその点だけ?が
異なる点ではないでしょうか?

テント式ロッヂでも、お部屋の中には冷蔵庫やミニ・バー更には
プールからバー、レストランと揃っているところが多いです。

そこでテント式ロッヂとロッヂとでは好き好きの問題で相違は
左程無いと考えます。

キャンプは殆どご自分で組み立てた(最近がワンタッチでパット
張れる優れものもあります)テントの中にマットレスを敷き寝袋
でお休み頂きます。

ロッヂやテント式ロッヂではシェフがそれぞれ工夫を凝らした
テーブル・セット・メニューやバイキング、BBQ等デザートまで
サービスしてくれます。
付帯設備で大型冷蔵庫や冷凍庫が有り、消灯後もソーラーで
蓄えた電力や自動発動機を動かして保冷しています。

キャンプでも、やはりコックさんが不自由な?環境の中、所持した
食材で一生懸命、前菜+メイン+デザート等選択肢が少ないですが、
熱々の心のこもった食事を作ってくれます。

食事の良し悪しは、やはり作り手の匙加減一つでしょう。どんなに
ロッヂの構えが立派でも食事が不味いところは、そこのマネージャー
の舌も疑った方が良いでしょう。多分味音痴の方はサービスへの
心配りも今一の筈です・・・。

サファリ・ロッヂ色々

私共旅行会社が一番多く、お客様方に説明させて頂く事になるのは、サファリ
中の宿泊先の事でしょうか?特にキャンプとテント式ロッヂとは全く似て非なる
ものという事を、ちょっと記憶に留めておいて下さい。

キャンピングとは先にも記しましたように、公共のキャンプ場で所謂3~4人用とか
のテントを組み立てて利用するものです。

テント式ロッヂとはロッヂ名称が”xxx キャンプ”となっているところが多いためか、
良く間違われ誤解されます。

テント式ロッヂとは、それこそ地面にテント生地のシートを敷き、その上に人が
立っても頭がつかず、ベッドが2台以上入る余裕の大型のテント式で、洗面更に
お手洗い、シャワーと別棟で作られているところが旧くから現在もまだ広く
使用されているテント式ロッヂです。

最近のテント式ロッヂは土台がしっかりとコンクリートで固められ、壁に当たる
部分から屋根に至るまでがキャンバス地で、屋根は勿論きちんと別途藁葺き等
で造られているロッヂが多くなりました。
お手洗い、洗面は2台、バスタブの他に屋内又は屋外にシャワー、ベランダや
ソファ・セット等が置かれたものまで出現しています。

高台に作られ、更に高床式で動物を避けるため、巻き上げ式梯子階段を設置
しているロッヂもあり、何とベッドからほぼ180度の視界が広がります。素晴
らしいです。

続・サファリ中の宿泊先事情

超豪華ロッヂが、さも極悪かのように受け取られかねない先回のブログ
でしたが、誤解(!)のないように、再度続けて例の超豪華ロッヂに関して
のコメントを続けます。

豪華ロッヂの中でも本当に限られた季節しか、野生動物が見られなく
ても、そのサービスだったり、食事だったり、雰囲気だったりが素晴らしい
ロッヂには是非とも宿泊したいと思いませんか?

万人に評価の高い所というのは、やはりそれなりに価格が高くなっても
しょうがないです。

そこで動物が見れない時期には,それなりの工夫が必要でしょう。終日
サファリでランチBOXを持参するとか、早目の朝食を取り昼食時まで
長目の午前サファリにするとか・・・。朝食Box持参でお昼まで遠出
をするとか・・・。

それらのサファリ体形は添乗員がいれば、ドライバーと相談して如何に
サファリが楽しめるようになるか、その都度フレキシブルに采配すべき
ものです。添乗員が同行していなければ、正にドライバーの腕の見せ
どころとなります。

ボツワナやケニアの殆どのロッヂが朝食前の短い時間帯の早朝サファリ、
そして16時以降の夕方サファリの2回と決めてしまっているのは、
もうそれが単なる仕事でしか無い、1日の規律の一つに過ぎなくなって
いるからでしょうか・・・?

残念ながら、最近はタンザニアでも大手会社のドライバーや南アフリカ
系のロッヂ専属ドライバーにその傾向が出て来ました。今後サファリ
が詰まらなくなりそうです。

朝食前の早朝サファリでは当然、ロッヂの朝食終了時間までに戻って
来なければいけないので、人間の有視界時間帯6時半頃に動物を観察
出来るよう出発したとしても、動物の見える場所まで行くのに最低でも
1時間は取られるでしょう。そして朝食をロッヂで取るべく、9時まで
には戻らざるを得ない時間量では、やはり無理があるでしょう。
世間では動物は午前中に活発に動くので見易いからお勧め、とする事
と相反するのではないでしょうか?

又雨が降ろうと雪が降ろうと規則だからと通り一辺で強引にサファリを
続ける南部アフリカのロッヂもあります。

息の通ったその場で最善のサファリが行われる事が一番でそのフレキシ
ブルさを持ち合わせたロッヂやドライバーや添乗員が私達サファリ
大好き人間には嬉しい極意と思います。