サファリの草原で悲しい現実


ケニアの首都ナイロビにあるケニア野生生物サービス(KWS)から時々
ニュースが送られて来ます。

先に密猟の犠牲になった象牙5トンを燃やした写真と記事がありましたが、
今回はキリンの痛ましい姿です(写真上段2枚)。

人間と動物の共生のために取られた柵が残酷な事に・・・!

タンザニアでは今だ狩猟が一定時期の間許可されていますが、こんな
人間の強欲が満たされた映像がwebサイトにありました。哀しいです。
(写真下段左)
タンザニアで Marrs Bowman がしとめた。全長282cm、体重86kg。
頭骨(長さ+幅)445mm。

体重で最大のヒョウは、ナミビアで麻酔銃で生け捕りにされた雄で
96kg(Taylor, 1999)。ジンバブエで2003年に体重100kgが撃ち取られ
たという。

写真下段右:2007年のコンゴ民主共和国、ヴィルンガ国立公園で
       起きた公園関係者も絡んだマウンティン・ゴリラの密猟事件

サファリの草原で悲しい現実


ケニアの首都ナイロビにあるケニア野生生物サービス(KWS)から時々
ニュースが送られて来ます。

先に密猟の犠牲になった象牙5トンを燃やした写真と記事がありましたが、
今回はキリンの痛ましい姿です(写真上段2枚)。

人間と動物の共生のために取られた柵が残酷な事に・・・!

タンザニアでは今だ狩猟が一定時期の間許可されていますが、こんな
人間の強欲が満たされた映像がwebサイトにありました。哀しいです。
(写真下段左)
タンザニアで Marrs Bowman がしとめた。全長282cm、体重86kg。
頭骨(長さ+幅)445mm。

体重で最大のヒョウは、ナミビアで麻酔銃で生け捕りにされた雄で
96kg(Taylor, 1999)。ジンバブエで2003年に体重100kgが撃ち取られ
たという。

写真下段右:2007年のコンゴ民主共和国、ヴィルンガ国立公園で
       起きた公園関係者も絡んだマウンティン・ゴリラの密猟事件

続怖かった思い出

ルワンダへマウンティン・ゴリラを見に行った時です。日本のGWだった
ので現地では雨が多く、観光客も少なめでした。許可は2グループ別々
に2日間分を取得出来ました。

初日のグループには、足の不自由な年配の方がご家族でいらして
いました。残念な事にトラッカーはあから様に嫌な顔をしていました。
探索に不都合が生じるからでしょう。

それでも公園口から歩いて民家の直ぐ先、竹の塀で囲まれた保護地区
に入るとものの15分もしない内に仔連れの群れを発見。シルバーバック
もゆったりと草を食んでいました。

子供達には触られこそしなかったですが、かなり近くまで興味津々で
寄って来ていました。

翌日はガイドと池田と3人でした。かなりグチャグチャ道を昇り、しだれ
かかった大木の上を越え、足が地に付いていないようにも思えました。
樹の枝や蔓を避け足元の根っこを乗り越えようとした瞬間です。小柄な
雌のゴリラの姿が悲鳴と共に目の前に!

トラッカーが一瞬棒立ちになってしまった私を睨みました。ゴリラは又して
も大きな悲鳴を上げて一目散に逃げて行きました。
次の瞬間、大きなシルバー・バックの雄がドラミングをしながらすり抜けて
行きました。

いや~素晴らしい体験でした。

こうしてルワンダのゴリラ体験は無事終わりましたが、其の年の暮れに
あのマウンティン・ゴリラ保護研究にあたっていたダイアン・フォッシー
さんが殺されたとありました。かなりの昔の事ですが、これも忘れる事
が出来ない強烈な恐い思い出です。

ルワンダのゴリラ・ツアー
http://www.dososhin.com/tour/24.html

ウガンダとルワンダのゴリラ・ツアー
http://www.dososhin.com/tour/161.html

まだまだある怖かった思い出

危険ではなかったと認識してますが、甘いでしょうか?怖かった思い出
は幾つもあります。

代表的なのはケニアのサンブル公園でのヒヒです。彼等は明らかに女性
や子供をなめてます。

ロッヂの2階建ての部屋から夕方サファリに出る際でした、階段1段づつ
陣取って動きません。多事に無勢で何となく遠慮して脇をすり抜けました。
次に中庭のベンチで地リスが可愛らしくチョコチョコしていたのでテーブル
にデイ・バックと双眼鏡を置きカメラでその姿を撮っていました。

何とヒヒがそのテーブルの双眼鏡の紐に手を掛けようとしていました。
びっくりして一気に引っ張り取り返しましたが、暫く追っかけ回されました。
ヒヒはもう一つタンザニアのマニャラ湖でも恐い思い出が・・・。

ランチ・ボックスを食べようと公園入口の水場で箱をお客さんに数個預け
て手を洗いに行って帰って来たら、物凄く大きな大きなヒヒがお客さん
とボックスを取り合っていました。もうそれはびっくりでした。一応池田
も加担し奪い返した次第でしたが・・・。

サル系はもっとも学生時代でも嫌な思い出があります。学校の裏庭で鎖
に繋がれた日本猿が可愛かったので撫でようとした途端、バックからハンカチ
を抜き取られました。可愛くないです!!

あのオランウータンも雄は怖そうです。チンパンジーも肉食系は恐いです。

写真は加藤武様(ご夫婦でいつもご参加されますが80歳になられました!
凄くお元気でびっくりです)から頂きました。ありがとうございました。

まだまだある怖かった思い出

危険ではなかったと認識してますが、甘いでしょうか?怖かった思い出
は幾つもあります。

代表的なのはケニアのサンブル公園でのヒヒです。彼等は明らかに女性
や子供をなめてます。

ロッヂの2階建ての部屋から夕方サファリに出る際でした、階段1段づつ
陣取って動きません。多事に無勢で何となく遠慮して脇をすり抜けました。
次に中庭のベンチで地リスが可愛らしくチョコチョコしていたのでテーブル
にデイ・バックと双眼鏡を置きカメラでその姿を撮っていました。

何とヒヒがそのテーブルの双眼鏡の紐に手を掛けようとしていました。
びっくりして一気に引っ張り取り返しましたが、暫く追っかけ回されました。
ヒヒはもう一つタンザニアのマニャラ湖でも恐い思い出が・・・。

ランチ・ボックスを食べようと公園入口の水場で箱をお客さんに数個預け
て手を洗いに行って帰って来たら、物凄く大きな大きなヒヒがお客さん
とボックスを取り合っていました。もうそれはびっくりでした。一応池田
も加担し奪い返した次第でしたが・・・。

サル系はもっとも学生時代でも嫌な思い出があります。学校の裏庭で鎖
に繋がれた日本猿が可愛かったので撫でようとした途端、バックからハンカチ
を抜き取られました。可愛くないです!!

あのオランウータンも雄は怖そうです。チンパンジーも肉食系は恐いです。

写真は加藤武様(ご夫婦でいつもご参加されますが80歳になられました!
凄くお元気でびっくりです)から頂きました。ありがとうございました。

続サファリの被写体

鳥ばかりのお話だと動物派から怒られそうですね、でもまだまだ言い
足りないんですが、文章で書くのは正直しんどいので又その内に・・・。

さて動物のお話ですが、公園内でドライバーが万が一動物をはねたり
怪我させたりした場合は、罰金があるそうです。でも自己申告が多いで
しょうからどの程度の頻度で起こっているのか実態は不明です。

話には象が車に突進して来たとか、河馬が助手席から足を投げ出していた
ドライバーの足をガブリとか、サファリ中突然助手席にインパラが飛び
込んで来たとか聞きますが、でもそんな事、本当にめったに起こりません。
身近に遭遇する事があるのは象あたりでしょうか・・・。

象は賢い動物です、我々邪魔をした人間に対して耳をばたつかせたり、
鼻を持ち上げては左右に揺らし、時に吠えたりして威嚇して来ます。

でもそれは、ある一定の距離を保つ事が出来れば大人しく自ら離れて
いきます。無駄に体当りしたり、車を破壊するような行動は滅多にしません。
必ず人間側に無理があった場合と思います。

ドライバー教本にも余り動物がいないサファリでは、マスィキオ(耳)と
言って先ず象を探すべしとあります。

時にベテラン・ドライバー達は、わざと群れの中に突っ込むように彼等
に近づき、お客さん達をびっくりさせたりします。

ケニア、アンボセリ国立公園のロッヂのスタッフはお休み時間には裏の
スタッフ用宿舎に戻ります。その際時々吠えた象に追掛けられています。
彼等は決して深刻には思っていないようですが、でも楽しくはない筈です。
でもどうやら象はそれを分かっていて遊び半分で故意にしているように
も見えます。

こう言った動きのある被写体にはやはり動画でしょう。ビデオも最近は
かなり軽く小型になりましたから、カメラと双眼鏡の他に更にご持参
される方もいらっしゃいます。重くて嵩張って大変ですね~。

帰国後は折角ですから撮りっ放し状態で放置せず、やっぱりきちんと編集
してから保存して下さい。本当に貴重な思い出になる事受け合いです。

続サファリの被写体

鳥ばかりのお話だと動物派から怒られそうですね、でもまだまだ言い
足りないんですが、文章で書くのは正直しんどいので又その内に・・・。

さて動物のお話ですが、公園内でドライバーが万が一動物をはねたり
怪我させたりした場合は、罰金があるそうです。でも自己申告が多いで
しょうからどの程度の頻度で起こっているのか実態は不明です。

話には象が車に突進して来たとか、河馬が助手席から足を投げ出していた
ドライバーの足をガブリとか、サファリ中突然助手席にインパラが飛び
込んで来たとか聞きますが、でもそんな事、本当にめったに起こりません。
身近に遭遇する事があるのは象あたりでしょうか・・・。

象は賢い動物です、我々邪魔をした人間に対して耳をばたつかせたり、
鼻を持ち上げては左右に揺らし、時に吠えたりして威嚇して来ます。

でもそれは、ある一定の距離を保つ事が出来れば大人しく自ら離れて
いきます。無駄に体当りしたり、車を破壊するような行動は滅多にしません。
必ず人間側に無理があった場合と思います。

ドライバー教本にも余り動物がいないサファリでは、マスィキオ(耳)と
言って先ず象を探すべしとあります。

時にベテラン・ドライバー達は、わざと群れの中に突っ込むように彼等
に近づき、お客さん達をびっくりさせたりします。

ケニア、アンボセリ国立公園のロッヂのスタッフはお休み時間には裏の
スタッフ用宿舎に戻ります。その際時々吠えた象に追掛けられています。
彼等は決して深刻には思っていないようですが、でも楽しくはない筈です。
でもどうやら象はそれを分かっていて遊び半分で故意にしているように
も見えます。

こう言った動きのある被写体にはやはり動画でしょう。ビデオも最近は
かなり軽く小型になりましたから、カメラと双眼鏡の他に更にご持参
される方もいらっしゃいます。重くて嵩張って大変ですね~。

帰国後は折角ですから撮りっ放し状態で放置せず、やっぱりきちんと編集
してから保存して下さい。本当に貴重な思い出になる事受け合いです。

サファリの被写体

サファリ中動物でも鳥でも肉眼で観察している場合、じっくり見れる事、
色々動かないで、その場でじっくり居られる事は、サファリだけでなく、
そのご旅行全体に対しての満足度も高くなると思います。

“ライオンを見ました~” だけでなく雌雄の違いは勿論、年齢・行動中の
特色・一般的な生態に到るまでストーリーが広がるともっと楽しいですね。

一般的に、大型哺乳類に関する動物の知識は皆さん沢山お持ちだと思い
ます。単純にアフリカ初めて~と云う方よりは、やはり日頃から動物が
好きで、一度アフリカに来たかったと云った方々が圧倒的かと思います。

TVでも動物番組は多いですし、例え番組で喰い付きが不足であっても、
説明に多少不備があっても、視聴者の方はどんどん知識を蓄えていらっ
しゃると思います。

そんな中で、ドライバーや添乗員が更なる知識を披露する事は結構難
しいです。時に研究者でも見た事のないような知り得ない不思議な行動
を彼等が取る事もあるからです。よって動物の観察は其の動き、一連の
行動に非常に魅力があります。

鳥はその行動も去る事ながら、むしろ形態が先ず先に観察の対象になり
ます。時に図鑑ですら、影に隠れていて大事なポイントに説明が触れて
いない事も有り、分からない事だらけです。それが醍醐味なんですね。

光線によっても全然色合いが違って全く別の鳥に見えます。鳥は雄の方が
派手で分かり易いですが、雌や若鳥、飛んでいる翼だけでは本当に難しい
です。

そんな訳で目だけに頼ると思い出は美しく楽しいのですが、残念ながら
後で細部の確認が取れない分悲しいです。カメラで撮す事は凄い証拠に
なりますので、両方の行動が取れると一番良いでしょう。

写真左:ケープ・ティール(翼の下に隠れたエメラルド・グリーンは殆どの              
     鳥図鑑で説明ナシ)
   右:ナマズを咥えたサドル・ビル・ストークの胸にある赤い禿は何のため?