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セレンゲティ国立公園へ行き、北部へ向かう際に、私有地的
な狩猟保護区らしきものを目にして、びっくりしたのはもう
十数年前の事だったでしょうか?
アラブの金持ちが、Huntingのために買った(!)私有地とドラ
イバーがポツリと言いました。
道路の延長線上には、ここから先に入るなと書かれた小さな
看板も立っていました。
名称はロリオンド・ゲーム・コンサルベーション・エーリア
(LGCA)です。
それがここに来て、タンザニア政府が率先して、この地域を
動物回廊建設、狩猟地区保持、マサイの居住地のために3つ
のブロックに分ける主張し、狩猟をアラブに売り込み、マサ
イの人々から再度、土地を奪おうとしていると言う、とある
白人(動物保護では著名人らしい)のブログへの書き込みを
見付けました。
新しい道路建設にしても、空港建設にしても、何か一まとめ
にしてはまずいでしょうが、アラブ人のお金に任せた陰謀(笑)
のように感じられました。勿論そんなお金に動かされるタン
ザニア政府への憤りも当然あります!
セレンゲティ国立公園とンゴロンゴロとの境界線作りの際に
も、ヌーの移動する範囲や環境を考えて、マサイの人々は
公園内から、ここロリオンド地区へ移動させられています。
彼らは今度ここからも又、制限され、追い出される運命に
なりそうだと・・・。
道路建設が動物回廊を作り、アスファルトのような固めた
状態でなく、柔らかい泥の道のままにする事になり、空港
建設は頓挫した状況になっていましたが、情報が日本まで
伝わって来ない所以でしょうか?
裏では着々と事が進んでいるようです。まるで日本の政府
のようです・・・(失礼!)。
写真は、以前問題になった道路と空港建設予定地の地図。