AFPの3月19日付けのニュースには。隣国ケニアで医療関係者
が100日に及ぶストライキを行なった結果、医療サービスが麻痺
しているとして、タンザニアは医師500人を派遣すると明らかに
したそうです。
ケニアで医療関係者が100日にも及ぶストライキを続けていたと
いう事実に先ず驚愕ですし、日本で全然ニュースにならない現状
も悲しい限りです。
タンザニアのジョン・マグフリ大統領はダルエスサラームでケニア
の保健相率いる代表団と会談した後、医師団の派遣を発表したとの事。
ケニア各地の公立病院では、昨年12月、医療関係者約5000人が
賃上げと労働環境の改善を求めてストライキを開始し、今月14日
にようやく終結したそうです。
マグフリ大統領は「わが国の医師達に所定の給与を支払い、住居を
用意し、良好な環境で働けるようにすると請け合ってくれたので、
何の問題もない」と述べたとあります。
タンザニア医師団の派遣日や派遣期間は明らかにされていません
が、しかしタンザニアのウミー・ムワリム保健・村落開発・ジェン
ダー・高齢者・児童相は、「可及的速やかに」医師団をケニアに
派遣すると述べたとあります。
ケニアでストライキを行なっていた医師の中には、政府と合意が
結ばれたにも関わらず、未だに職場復帰していない人もおり、職場
復帰した医療関係者は診療を待つ大勢の患者達への対応に追われて
いると結ばれていました。
今年はケニアは乾季が極まり、カバやゾウ達が死に至った事も
ニュースになりましたが、かってのナイロビ大型ショッピング・
センターでのテロ?騒ぎ以来、観光立国としては残念ながら、
未だ難しい問題に直面している様です。
写真は、昨年の懐かしいマガディでの若い雄ライオン。