セレンゲティ国立公園北部を通る道路に関しては、再度7月1日付
けのダルエスサラーム・ロイター時事通信の発表によると,マイグ
自然資源相は国営のタンザニア国立公園管理局(TANAPA)のパト
ロール隊員が検問所を設け、動物保護区域を横切る53キロの道路
の交通を規制する方針を明らかにした。
同相は「道路は注意深く監視される。自動車が通った結果、野生
生物の生態が被害を受ける事のないようTANAPAが検問所を
設け、定期的に巡回する」と述べた。
又「道路はTANAPAが引き続き所有・管理する。道路の所有権は
政府の幹線道路機関には移管されない」と付け加えた。
国立公園の外部にある道路は舗装されるが、公園に通じる道路と
ヌー保護区内部は舗装されないという。
しかし気の遠くなるような、膨大な距離に及ぶ監視体制であり、
未だ環境・動物保護団体はヌーの移動を阻害すると懸念している。