過日久々に学生のように高揚した気分を味わいました。ここでは政治
的な事、宗教的な事は極力掲載しない積りですが、 ” ガザは今・・・ ! ”
というシンポジウムに参加し、ちょっと考える事がありました。
ルワンダやウガンダも然り、そしてこのパレスチナ問題等、世界中では
如何に沢山の戦争による被害が人々を苦しめているか又は、苦しめら
れていたか、つくづく考えさせられました。そして個人的に今何が出来
るのか、何をすべきかと・・・。
さて今回はメス・ヒョウの話ですが、サファリ中の興奮した出来事は、
その場で一緒に体験出来た皆さんにはいつまでも長く心に残り、映像
は目に焼き付いていると思います。
でもそれをその場で体験していない方、余りサファリに興味のない方、
極端な場合は、ヒョウすらもこんなに魅力的だとは知らない方にお話
するのは至難の業かもしれません。
実際語り始めると、或いは文章にまとめるとなんだ~と思える程、短く
てあっという間に終わってしまいます(笑)。
でも幾ら保護区や国立公園だからといってもそれこそ広大な自然界、
それが見られる喜び、見られた体験者にとってはそれこそ大袈裟かも
しれませんが、ずっとずっと語り継ぎたいものですね。
特に自然界、動物の世界ではメスの働きは、オスには比べ様もない
程逞しく、力強いものです。
出産・仔育て・狩りと一杯仕事があります。そしてそれはオスよりも激し
い母性本能に満ちた所業です。
木登りが上手い彼らは自分よりも重たい獲物を咥えて登り降りが可能
ですし、仔供を守るため果敢に自分の死をも顧みず危険な相手に挑
んで行きます。
以前、仔供がハイエナに追い詰められ、樹上に登ったのを確認した母
ヒョウは遠くから猛然とダッシュしてその木に登り、落下し、敵を追い払う
事は出来たのですが、自らの命を亡くした映像がありました・・・。悲しい
ですが凄まじい程の無償の愛ですね~。
木から降りるにしてもライオンとかチーターの無様さは何回か見た事が
ありますが、ヒョウは ( 滅多!?に ) 見た事がないのですが・・・。ずり落ち
そうになりながらも、器用にまるでサーカスの様に、巧みに四肢を駆使
しています。見事です!
写真は、狩りした獲物を折角樹上へ持ち上げたのに落っことしてしまい、
再度持ち上げる際、地上で食べてその重量を減らして運んだ賢いヒョウ
す。でも今はまだ、樹上でお食事中。