先回のお約束、何故ボツワナがアフリカで経済的に成功したかと
いう理由?が掲載されていました。最後の方はちょっと過激な表現
かもとも思えますが、アフリカ好きに取っては小気味良いです・・・。
人口200万人、国土面積は日本の約1.5倍、南部アフリカに位置し
ていますが、余り知られていないですね。
最近はサファリでも知る人ぞ知るで、マニアックな方も増えて来まし
たが、宿泊施設等、ここでも何回も取り上げて来ましたが、日本人
の感覚とはちょっと異なった豪華版が多いのが難点ですね。
さて本題です、アフリカの国は何処の国も色んな意味で成長を遂げ
て来ていますが、この国は以前良く比較されていたお隣の国のジン
バブエから見ますとやっぱり成功したんだなと思えます。
ボツワナは、アフリカ人が作った自由で民主的な国で、今や政治も
治安も安定し、国民の1人当たりGDPも7500ドルと南アフリカより高く、
財政の健全性は日本より優れていると言われます。
サハラ以南のアフリカ中西部は、奴隷の供給源とされた事で人的資
本を失い、伝統的なコミュニティが崩壊。奴隷の積み出し港となった
東部アフリカでは、ヨーロッパ人と結託した一部の現地人が富と権力
を独占するようになり、歪んだ社会構造が定着。
こうした“負の歴史”とは無縁のボツワナ!は、社会的な条件さえ揃え
ばアフリカ人でも近代的な国民国家を建設し、運営出来る事を示して
いると。
その意味で、この国は「アフリカ人は劣っている」という差別・偏見へ
の決定的な反証になっている。又残念なのは、ボツワナと同じような
歴史的な幸運に恵まれた国が、アフリカには殆ど無い事だと著者は
結んでします。
写真は、又キリンのネッキング写真です・・・。