かってタンザニアのマニャラ湖で水鳥やカバを観察後、近辺で
少しぼ~っとしていた時でした、思いも依らず、陸上に上がった
オスカバ達の争いを目撃してしまいました。
それは考えられない程物凄い速さで、目の前を2頭が走り抜けて
行く姿でした。彼らは陸上では時速40km位で走れるそうですが・・。
ちょっと前に身体を出していたら、突き飛ばされ吹っ飛んでいた
でしょう。
でも何故か音は一切聞こえず、静かに走り抜けていった一瞬で
した。
とあるブログにカバの喧嘩の写真がupされていましたが、カバの
皮膚の厚さは6cmもあり、牙の長さは50cmもあるそうです。
牙は年々成長し、闘争によって鋭く磨かれるそうです。
確かに相手の皮膚には血が滲む程の打撃を与えています、又
彼らの口内、牙の根本も出血をしたりしています。
相当の力が働いているのでしょう・・・。
カバは、ピンク色の汗と呼ばれる赤味みを帯びた粘液を体表から
分泌しています。汗腺がないため、この粘液は紫外線を遮断し、
直射日光から皮膚を保護する役割を持っていて、主成分も粘液
自体に殺菌作用がある事も明らかになっています。
なので、良く縄張り争いをするオスの体が傷だらけになっていても、
汚れた水中で感染症に罹る事なく生活出来る訳ですね。
写真はまさしくカバ。