以前にもちょっとお話したかと思いますが、再度、乾期のルアハ
国立公園とゾウに関して取り上げたいと思います。
7月のAG誌に掲載された衝撃の写真からお分かり頂けるように、
乾期の間の動物達の様子そしてゾウの水探し等が取り上げられ
ていました。
ご存知の様にゾウは体温を下げるため、あのアフリカ地図の様な
大きな耳を前後に動かし、体躯の放熱を図っています。
南部タンザニアのルアハ国立公園では、ムワグスィ・サンド・リバー
には地下水源が有り、ゾウが容易に掘って水を飲める場所の一つ
です。
ゾウ達は自分達の鼻と前足で地面を探り、最悪皮膚が擦れて切れ
てしまうまでも掘り続け、水を見出します。
又公園内を横断するグレート・ルアハ・リバーは最後まで (!?) 水
を保っている場所です。多くの動物達は自分達のテリトリーから
離れても、水を飲みに集まって来る場所でも有ります。
この川はやがて、同じくタンザニア南部のセルー動物保護区、
Rufiji川へと流れ込みます。全長560kmの壮大な流れです。
5月から11月がルアハの乾期です。そんな厳しい自然の中、正に
野生動物の環境の中を Walking Safari ツアーで体験が出来る
とAGが企画を発表していました。
本来、国立公園内ではご法度です。しかし、ここルアハ国立公園
でレンジャーとプロのガイド同行の元、Walking ( 徒歩 )でサファ
リを1週間も体験してしまうという魅力的な企画でした。
この世の中、銃を持った人間が一番危険な存在ですが、過酷な
自然環境で生き抜く野生動物と比較して、人間は何処まで耐えら
れるのでしょうね? もっともそんな危険な体験サファリではなく、
安全等には当然万全を期していますが・・・。
写真は、そのAG7月号の写真です。