先回はハイエナでしたが、今回はジャッカルにしましょう。
余り数字ばかり上げても、調べれば分かるような数値ですから本当
はもっと、現実に遭遇した事柄を掲載した方が良いのでしょうね~。
でも通常のサファリです。短期間でしかも初心者の方から半プロ・カ
メラマンの方やら結構混合部隊でのツアーとなると、ゆったり理想的
なサファリと言うのも意外に難しいものです。
片やじっくり見ていたい方、片やもう撮り終わったから次の被写体を
探したい方、片やお手洗いに行きたい方等様々です(笑)。
そんな中で、ハイエナやライオンを見付けた前後には必ず同じ地域
に、このジャッカル様がいらっしゃいます。
ジャッカルも東部アフリカと南部アフリカでは見易い種類が異なりま
すが、やっぱり一番ポプラーなのは、背黒ジャッカルでしょう。先回
背白ジャカルと説明したドライバーがいましたが、真相は次回確認
して来たいと思います。
それ位自然界では見分けの付かない現象もありますので・・・。調べ
たデータに書いてあっても交雑とか遺伝変異とかありますので。
前書きはこの位にします。
体長 : 45~90cm 尾長 : 25~40c 体重 : 6~15kg
頭部や体側面は褐色、腹面は白い体毛で被われ、背面や尾は黒や
白の体毛で被われている。耳介は大型で、先端が尖る。
7~10月に1回出産。最大9頭。幼獣は生後3週間位親と一緒に巣穴
で過ごし、5か月位で独立。約11か月位で性成熟。
仔供は両親のヘルパーとして一匹親元に残り、残りは独立して行く。
ヘルパーは生後1年程の若い個体は、次に親が幼獣を産んだ場合、
獲物の運搬や幼獣のヘルパーとして保護を行い、両親に絶対服従
であるそうです。
因みに
チーターはネコ目、ネコ科、チーター属、チーター種
ライオンはネコ目、ネコ科、ヒョウ亜科、ヒョウ属、ライオン種
ヒョウはネコ目、ネコ科、ヒョウ属、ヒョウ種
ハイエナは食肉目 (!) 、ネコ亜目、ハイエナ科
ジャッカルはネコ目、イヌ科、イヌ属、次に背黒なり金色なりの種名が
来ます。
又ジャッカルより大きく、オオカミにも似たコヨーテ(北米とに分布)も
ネコ目、イヌ科、イヌ属、コヨーテ種となります。
リカオンはネコ目、イヌ科、リカオン属、リカオン種
更にキツネはネコ目、イヌ科、イヌ亜科、キツネ (!) だそうです。
全ての分類の基準が、ネコ目なのが面白いですね。実際、ネコ目
(食肉目)を構成する2亜目(ネコ亜目とイヌ亜目)があり、ネコ亜目
とイヌ亜目は姉妹群だそうです。
写真は、上段がコヨーテ(イエローストーン国立公園で撮影)と下段
はジャッカル(東部アフリカ撮影)。