今日とあるTVで、アルジェリアを紹介していました。
もっとも在日大使館訪問で食事と大使館内のちょっと
した調度品を紹介していただけですが・・・。
アルジェリアの旅の思い出は、ちょっとした後悔と懐か
しさが蘇ります。
当時は戒厳令がやっと解かれ、観光客の受け入れがok
になったばかりの時期で、渡航しようにも情報不足で
ネットで調べるとそれこそ、”死にたければ行きなさい”
と衝撃的な文言と真っ赤な画面が表示されただけでした。
おぼろげな記憶で、映画 ”アルジェの闘い” の強烈な
民族闘争が思い出されました。
中近東やアラビア語圏、アラブ民族には強烈な興味が
あったので、旅に出られるならの気持ち3割と恐怖心
7割での旅でした。しかもお客様をお連れするという
責任重大な役でした。
会社は相変わらずで、それこそ行けば何とかなる的な
安易な押し付けで情報集めも全部個人に任せられた
状況でした。
砂漠の中での歴史的産物の見学は近代的現実から逃避
したような想い、都心部に戻れば、アラブの男社会の
差別感をまざまざと見せつけられた無気力さを味わい
ました。
我が崇拝するアラビアのロレンスの気持ちもこんな
寂しい気持ちだったのかな~?あ~っとちょっと違う
かな?(笑)おこがましいですが、何となく判った
ような・・・。
現地を理解するという事は、単に言語が分かるという
事だけではないですね。幾ら素晴らしい出会いがあった
としても、それが人間でなく文明・文化や自然だった
としても、通り一辺倒で英語のみに依存し、しかも
それが片言であるような触れ合いでは不十分でしょうね。
マリやコスタリカ、北米のイエローストーンとか散々
恥ずかしい想いをして来ましたが、唯一自慢出来た
東部アフリカの共通語スワヒリ語すらも最近は呆気なく
おぼつかなくなってしまいました・・・。
でもやっぱり旅は経験すべきですね。自己責任と批評
されても、ちょっとでも知っている人間と全く経験の
ない知らない人間では理解度も異なると。
サファリもそうです!是非一度!!(笑)
写真は、毎年繰り返されるヌーの大移動模様