何か唐突なニュースですが、今回の発覚原因はサッカーだったん
ですね。つまりイランが国内に棲息しているが、絶滅に瀕している
アジア・チーターの運動に力を入れているとのアピールです。
日本・イラン戦でイラン航空会社や日本へのプレートにもチーター
の絵が描かれていたそうです。
かって、イランやアラブ人達がアジア・チーターを飼い慣らし狩り
に使用していた事は絵画や文書に残されていますが、1952年に
インドで絶滅の宣言がされ、1956年イスラエルで最後にチーター
が見られ、1970年以降西アジアから中東に広く分布していたのが、
イラン中部に50頭位の生存しか確認されていないそうです。
よって現在は、国際自然保護連合(IUCN)により絶滅危惧種に
指定されています。
日本のチーター保護プロジェクトの web サイトには下記のような、
危惧が書かれていました。
現存するチーターは、多様性の内遺伝子群から生まれて来ている
ため、棲息地の喪失、獲物の減少、家畜農家との摩擦等により、
更に数は減り続けるだろと。
アフリカ等の野生動物保護区においてもチーターの保護は上手く
いかず、殆どの保護地域がチーターの生存を維持する事は出来
ないと (チーターよりは宿敵ライオンやハイエナの方が強い繁殖力
を持つ事も一因)。
現在チーターの最後の本拠地は2つ、南部アフリカのボツワナ
共和国/ナミビア地区と東部アフリカのタンザニア/ケニア地区です。
当のナミビアでもここ10年間でチーターの数は急激に半分まで減少
し、2,500頭を下回っていると予測されているそうです。
良く日本のマスコミでは怖い肉食獣、チーター等とあたかも人間を
捕食のために襲うかのようなコメントは100%間違いだと認識したい
ですね。
写真は、今はすっかり連絡が取れなくなってしまったF様から頂いた
タンザニア、セレンゲティ国立公園西部地区、ムバラゲティ近辺の
サファリで遭遇した、圧倒的な数のハイエナ群の一部。
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