最近私達周囲のニュースでは、獣害問題と並んで外来種に関する
話題が多いと思います。
概して外来種の方が在来種より生命力が強く、その強靭な繁殖力
で圧倒的な速さであっと言う間に日本国中を席巻してしまっている
ようで、ちょっと危機感です・・・。
余談ですが、植物では珍しい事に日本の草が海外に席巻している
という種類もあるそうです。クズとかですが、意外と繁殖力が強く、
緑化のために輸出されたそうですが、あっと言う間に拡散し、当初
の緑化問題は解消されたものの今は厄介者になっているそうです。
因みに日本の植物絶滅速度は世界の2~3倍とか・・・。
害獣問題では、最近流行りのジビエ(野生鳥獣肉)利用で、全国の
狩猟者や食肉流通業者らが、イノシシや鹿の殺処理や解体方法等
を指導する「和歌山鳥獣保護管理捕獲協会」を発足し、今秋の狩猟
期から本格的な活動を始めるそうです。今までは狩猟者が自己流で
放血や内蔵処理をしているケースがあるためで、初の全国規模の試
みだそうです。
これで一層広く食肉として活用可能になりますね。
ただ他にもまだまだアライグマやハクビシンや猿(こちらは在来種)等
幾らなんでも食用肉にはイメージし難い動物も・・・。
害獣対策としては、方や絶対的に保護しなければならないアフリカ・
ゾウの問題がありますが、タンザニア北部のセレンゲティ国立公園の
西部地域では、現在日本の先生が現地の住民達と協力して研究・
施行している電気柵が有効で、あの賢いゾウが忌避して近づかなく
なっているようです。
これは正に成功柵柵(策)ですね。ずっとこの効果が続くと良いと思い
ます。
写真は、凄く印象深かった母離れの間近な仔チーターとサーバル・
キャットのチェイス模様。サーバルはこの緊急体制から早く逃がれよう
とかなり必死でしたが、仔チーター達はまだ何事か良く状況を理解し
ていないような感じで母チーター監視 (?) の元狩りの練習光景でした。