ケニアの第二の(海岸)都市、モンバサからナイロビに通じている鉄道
は、1回大きな脱線事故を起こしました。その後は無事に継続営業して
いますね。
モンバサを夜出発して途中、ツァボ国立公園が眺められ、朝方ナイロビ
に到着する前にナイロビ国立公園を眺められます。
建設中、人喰いライオンに苦しめられたと動物文学者の故戸川幸夫氏
の本にも書かれています。西ツァボ国立公園内の某老舗ロッヂの玄関
ロビーやレストランにもその当時の写真等が掲げられています。
さて現代、中国が今度はナイロビからウガンダまで延長させる鉄道建設
の援助を行うとの事で、ナイロビを出発してナイビ国立公園の中を通過
する事になるようで動物保護の観点からちょっとしたアイディアが出され
たようです。
つまり、線路敷設で公園の境界が変更される事はなく、路線は迂回せず
に敷地の中心部をまっすぐ通過、高い部分で20mの高架橋や高い土手
道を建設する事で、動物達の安全を確保しようという事になっているそう
です。
リチャード・リーキー氏曰く、高架橋という “ 屈折した ” 方法ではあるが、
野生動物に配慮するアフリカの人々が、動物達の利益を守る道を考え
を出したという事。これが野生動物を見たいと思う人を引きつける事に
繋がるのでは?としているそうです。
タンザニア、セレンゲティ国立公園を通過させようとする道路問題では、
通過場所を変更させようと世界各国が運動しています。高架橋で済む
ような規模でないんですね。まだ解決していないのが残念ですが・・・。
写真は、セレンゲティでも日中は暑いです。そんな水場の一頻り冷が
感じられる光景でした。
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