サファリではネコ科は確かに大人気です。その中でも筆頭はライオン
でしょうか?
残念ながらもう既に亡くなられてしまいましたが、お客様の中には病気
をおしてライオンが好きで、兎に角ライオンをを見たいと、腎臓透析を
挟んで、ケニアの首都ナイロビの病院とマサイ・マラ国立保護区の間
を2~3日起きに往復されて、サファリをされていた方がいらっしゃいま
した・・・。
そんな色んな形のサファリの中で、皆さんの疑問は、夜行性のライオン
だけど彼らは一体何時間寝ているのだろうか?日々私達が見る事が
出来るライオン達はいつもゴロゴロと寝てばっかり!と。
しかし彼らは熟睡はしていないでしょう。突然目前に格好の獲物が
現れた場合は俄然物凄い勢いで追い掛けて狩りの体制に入ります。
ライオンが狩りの約60%を失敗している事を考慮するならば、彼らが
如何に多くのカロリーを消費しているかを想像が出来ます。
その消費する莫大なエネルギーを溜め込むために、日々寝ていると・・・!
次に彼らライオンの群れをプライドと呼びますが、このプライドは1頭の
オスによって支配されているのでしょうかと。
でもこれは誤った見識です・・・と。オス・ライオン達は ” 連合 ” coalition
と呼ばれるものを形成し2〜6頭で行動する事により、多くの獲物を得て、
それにより他のライバルのオス・ライオンと戦い、自分の力を強めて行き
最終的に実力が付き運が良ければ、自分のプライドを持てるようになり、
又寿命も伸びる事に繋がります。
最後、3つ目の疑問は彼らの年齢当てでしょうか・・・。
一般的には身体のサイズ、鼻の色、鬣の大きさとその色・艶等を指標と
しています、
ただこれはあくまでも推定する判断材料であって、正確・確実な個体
年齢とは断定出来ません。
鼻の色は通常3歳位までがピンク、大きな鬣は年取ったライオンを意味
しますが、メス・ライオンの見分け方はより難しく、年がいっているメス・
ライオンは若いライオンより頭部が広く大きく、耳がちぎれている場合が
多いようです。
サファリ中でも、年齢に関しての質問だ出た場合、添乗員はドライバー・
ガイドにも確認しますが、それこそ出産時期から毎日観察されている南部
の保護区くんだりやその個体を観察しているプロジェクト・チームならいざ
知らず、中々難しい質問では有りますね。
写真は、まだ若い仔供のヒョウ。2~4歳位までは年齢的には判別が
付きますが、ヒョウやチーターの成獣はライオンより難しいかもしれま
せんね。