お約束のピューマです。
クーガー ( スペイン語から puma ) とも言われていますが、アメリカン・
ライオン更にはマウンティン・ライオンとも呼ばれたりしており、ネコ科
の中ではヒョウ、ライオン等のヒョウ亜科ではなく、ヤマネコやイエネコ
と同じネコ亜科に属し、最大級の大きさを誇っています。
オスは頭胴長約1~1.8m、体重約65~100kg、メスは一回り小さい。
幼獣は体中に黒から黒褐色のヒョウのような斑紋があり、尾には黒い
輪があるが、これらは成長と共に消えて行くそうです。
成獣の体は黄褐色の毛で覆われ無紋、耳の縁と長い尾の先だけが
黒い。
敏捷で瞬発力に優れ、嗅覚も鋭い。又ネコ科の大型肉食獣の中で
は特に眼球が大きく、視力も良い。平均寿命は野生で約12年程、
飼育下では25年程だそうです。
基本的には単独行動、オスでは平均の広さ250km2 ( 半径9km )
程度の縄張りを持つとされ、メスの縄張りは狭く、その半分から3分
の1程度だそうです。
棲息地は非常に広い範囲に渡りっており、地域により形態的特徴
が異なっている為、北・中・南米併せて20~30種類程度の亜種に
分類される場合が多いそうです。
ドイツの生物学者が発表したベルクマンの法則というのがあって、
恒温動物は、同じ種でも寒冷な地域に棲息するもの程体重が大きい
という法則にぴったり当て嵌まるそうです。
動物の生態観察や研究は(寿命が人類と同じかより長い物もいます
が)、植物よりはし易い様に感じます。植物は年限も長きに渡るし、
気が遠くなるように細かく、比較検討する種類や数も多く、その並々
ならぬ地味な作業にはびっくりさせられますが、動物でもまだまだ
未知の部分は沢山ありますね~。
最近では北米のイエロー・ストーン国立公園や、中米のコスタリカ、
コルコバード国立公園でもネコ科を見たという報告が出ていますので
今後が楽しみですね。
写真は、チーターです。一番やんちゃな可愛い盛り!