チーターは嫌な時にはキャキャとか、離れた仔供を呼び寄せる際
にはピッピッとどちらも甲高い声?を出しています。もっとも怒りを
表す時はシャーシャーみたいな音を立てますね。
ヒョウは仔供を呼ぶ際でもヒュッヒュッというような感じでしょうか、
又、怒りや警戒の際には同じくシャーシャーという音ですね。
さてライオンはどうでしょうね~。仔供を呼ぶ時はチーター程甲高く
も無くもっと低音ですね。ちょっと表現が出来ませんが、グルグルと
イエ・ネコのような喉を鳴らすような感じでしょうか?又怒りは同じく
シャーシャーですね。但し夜中、サバンナで聞く事の出来る精悍な
声は、あの喉元から絞り出すような声は、自分の縄張りテリトリーを
誇示する際に発する音でメスもたまに出していますが、迫力ある、
それこそウォーと四方八方に聞こえる程の吼え声?になるのでしょう
か?
威嚇には攻撃的威嚇と防御的威嚇があり、このシャーは、相手を
遠ざける防御的威嚇の時に発せられるそうです。反対に、攻撃的
威嚇、オス同士の喧嘩等ではウゥーと低い声で鳴くのが一般的の
ようです。
ネコはライオンやトラのような重低音で吼える事が出来ません。
ネコ科で吼える事が出来るのは、ヒョウ属であるライオン、ジャガー、
ヒョウ、トラ、ユキヒョウのみだそうです。
その変わりヒョウ属は、うまく喉をゴロゴロ鳴らす事が出来ません。
チーターもヒョウ属ではないので、威嚇する時は吼えずにシャー
シャーといいます。
ネコは相手を威圧する程の唸り声を出せないので、祖先がリビア・
ネコという事も有り、砂漠で棲息していましたから、その砂漠に棲む
蛇の音を真似したのかもしれないそうです。
但し、蛇(を含む殆どの爬虫類)は発声器官がないので、空気を排出
した音による威嚇を行っているそうですが・・・。
科や属が異なると身体の仕組み等々も異なって来るのが不思議です。
写真は、まだ3ヶ月齢の仔供ですが、それこそ可愛い唸り声を上げな
がら親が狩りをした獲物を貪っていました。