タンザニア、セレンゲティ国立公園はヒョウに関しては絶対に裏切ら
ないと確信しています。
それこそ過去35年以上サファリに携わって来て、見られなかった
事は、セレンゲティでは本当に1回だけでした。ボツワナやその他
の南部アフリカ、南部タンザニアで見られないのはしょっ中ですから、
その確率・頻度はかなり高いと思います。カメラマン達が押し寄せる
ケニアのマサイ・マラ国立保護区ですら、半々位の確率かも知れま
せん・・・。
何回もしつこく言いますが、ネコ科は3ヶ月に一辺は発情期が来て、
仔供がまだ独り立ちする前でない限りは、交尾も可能で次世代を
生む事に積極的になり得ます。
ライオンやチーターの交尾シーンは結構目にしますが、ヒョウは中々
難しいですね。私設動物保護区のようなレオパードを買い入れ、それ
を放って、大袈裟かも知れませんが、ずっと自然飼育している環境
ですから、彼らの一挙手一投足を、その宿泊先の売り物とするために、
毎日観察が続けられ確実な情報を元にドライバーやトラッカーが探す
サファリでは、色々な期待すべきシーンも当然見られるチャンスが多く
なろうと云うものです。
が、全くの自然環境下の国立公園ではやはり、探し出す事すら難しく
彼等のテリトリー全部を見廻っても無理でしょう。彼らは忍者のように
隠れる事が上手ですし、予想の付かない行動そして、草木や谷や岩
に阻まれて、中々人間の目には見られないでしょう・・・。
それなのにセレンゲティでは運が良ければ生後3ヶ月齢例仔供達が
母親と戯れる光景も最近では頻繁に見られるようです。
もっとも自然界ですから・・・そこは如何に確率は高くても100%では
ない事をご了承下さい。
写真は、最近は中々見受ける事が少なくなった、3ヶ月齢にもまだ
達していないチーターの仔供達。4頭いますが・・・見えない(笑)。