人類による過度の捕獲により、1970年から2010年の間に地球
上の哺乳類、鳥類、爬虫類、両性類、魚類生物の数は、平均
で52%減少。
淡水・河川流域の状況は取り分け深刻で、76%もの減少。ウミガメ
の世界全体の数は80%も減っている。
又、密猟や棲息場所の破壊によって、我々が生きている内にアフ
リカの野生ゾウが絶滅する可能性。
等々WWFのリポートは、発展途上国における野生動物数の減少
が58%と著しくなっている一方で、先進国においては、逆に10%
増加している事も明らかにしている。
更にリポートは、森林伐採や魚類の乱獲等、地球が提供出来る
資源の過剰消費に対しても警告。加えて日々急増する二酸化
炭素排出量が既に地球の消化能力を遥かに超えており、
気候の温暖化をもたらしている事にも言及。
WWFのリポートは、ロンドン動物学会 ( ZSL ) のデータバンクに
基づくもので、同学会の理事は「これらの損失は不可避のもので
はなく、我々の選んだ生活方式がもたらしたものに過ぎない。十分
危険な状況ではあるが、まだ希望は残っている」とコメントしている。
WWFは人々に対して、肉類や乳製品の摂取を減らし、可能な
限り公共交通機関での移動を呼び掛け、又、資源の循環利用
や、政治家や企業家に必要な措置を迫る事も重要な対策の1つ
としている。
果たして日本は何処まで意識して取り組めるのだろうか?
写真は、初産のシマウマの苦しみ・・・、仲間がずっと側で見守って
いたが、見掛けた半日後だったか彼女は残念ながら死亡・・・。