今でこそリカオンは、一時姿を消した東部アフリカのケニアやタン
ザニア北部でもほぼ隔日に見られるようになりました。
WWFの会報によりますと、リカオンはかってサバンナから草原、
湿地、山地林、半砂漠に至る様々な自然環境で暮らしていたそう
です。
しかしこの30年余りで、棲息国は39カ国から14ヵ国に減り、個体
数もアフリカ全体で2000~5500頭しか見られなくなったそうです。
先日、ケニア、マサイ・マラ国立保護区北部のとあるキャンプから
巣穴からまだ生後3週間も経っていないパップが鼻先を出し、成犬
がそれを舐めてやっている写真がupされていました。
キャンプは自分達の場所に近くて嬉しいでしょうが、ハッキリ場所
が特定出来るように公表してしまうのは、如何なものでしょうね~。
さて毎日更新のメールが送られて来る、南アフリカのAGメール・
マガジンでは、チーターやヒョウの観察続報、そしてリカオンやら
植物、人間に至るまで幅広く様々な情報を見出して提供してくれ
ています。
これは嬉しい限りです。
今回と言うか今日は、リカオンが巣穴を変更するために、偵察に
出て計画的に移動するような話でした。
こう言った地道な観察活動が、そのロッヂやキャンプを観光客、
サファリ客の常連さんを作るのでしょうね~。羨ましいです。
残念な事は、その新しい巣穴が保護や観察が可能な公園の境界
線を越えてしまい、人間が暮らす地域になっているので、今後は
観察が難しいだろうとの事でした・・・。
写真は、掲載されているリカオンの群れの1員のパップですが、も
う既に、狩りも成犬と一緒に行動している年齢です。