最近中国がかなりアフリカの国々に援助をしています。アフリカに
中国標準をもたらすのが目標だと。
24日の某大手新聞朝刊記事に鉄道支援をする中国は、ケニアを
筆頭に、エチオピア、ナイジェリア、アンゴラ等アフリカ全土に鉄道
輸出構想と取り上げていました。
アフリカの鉄道の多くが植民地時代に建設した代物、老朽化して
いるため速度も上げられず、新しく工事する事で流通も活発となり、
国の経済発展にも寄与すると言う事でどの国も歓迎している。
(かってケニアでは鉄道の大惨事事故も起きており記憶に新しい)
資源の採掘から積み出し等、インフラに掛かる全てを中国が請け
負うそうだ。
中国のスタンダード(標準)とは何か恐ろしい感じがするのは、実際
現地で目にする工事風景からも簡単にお分かり頂けるかなと思い
ますが・・・。
中国の将来を見据えた先取り国家政策の姿勢は先見の明有りと見
ました。
又以前の記事では、アフリカが10年後にはコーヒー生産国のtopに
と紹介されていました。
アフリカと言っても、国連加盟国だけで54カ国もありますが、その内
約半数の25カ国がコーヒーを生産しており、4000万人以上が生産
に従事しているそうです。
2年程前のデータ(米農務省(USDA)が2012年6月に発表した)に
よると、コーヒーの生産国はブラジルを筆頭に、ベトナム、インドネシア、
コロンビアと南米、アジアが上位を占め、5位にアフリカのエチオピア
が登場するそうです。
因みに、コーヒー消費国はEU(27か国)、アメリカ、ブラジルと続き、
日本が4位。以下ロシア、カナダ、エチオピアと、エチオピアが生産
地であると共に消費地でもあるそうです。
昔から天候に影響を受けるコーヒー産業は毎年、安定的な生産が
行われているとは言い難く、大方の見方では少々楽観的過ぎると
の声もあるそうです。
タンザニアの駐日大使が以前、本国は貧しく云々(泣きで)と訴える
形で自国の説明をしていた事が度々あり、ちょっと引き気味な感じ
になりましたが、ケニアは結構、観光から産業まで他国の企業活動
や観光客の心をくすぐるようなうまい宣伝効果で誘致していると思い
ます。
特に現在、テロ騒ぎで観光客が激減しているケニアでは、観光局
がビジュアルに訴える宣伝を色々打っています。隣国の国境を跨ぐ、
タンザニアのアフリカ一高い山、キリマンジャロ山を持ち出したり、
勇壮に見えるマサイの人々を持ち出したり、各公園の特徴を写真
入りで公開して、旅行へ誘えるように用いています。上手です!
最近では、中北部のサンブル地区に “ Light A Boma TM ” と云う
太陽光発電照明 ( 低コスト且つ組み立て・設置が簡単、照明可能
時間は10~12時間 )( 地域初となる照明 ) を政府間開発機構
( IGAD )と Elerai Global Services for Africa で設置したそうです。
設置最優先とされた場所は、小学校、次に水場と2軒の家 ( 一方は
半永久的、もう一方は移動可能 ) で、設置チームは地域の代表者
に照明の設置方法及びメンテナンス方法を教授したそうです。
先ずは小さな事でも1つずつといった感じでしょうか・・・。
日本も遅ればせながら最近、やっとアフリカにも目を向けたようですが、
几帳面で正確な技術と評判の高い仕上がりの建築法等を浸透させて
欲しいものです・・・。
写真は、薄暗いケニア、ジョモ・ケニアッタ国際空港の通関のところ。
こちらもお客様からご提供頂きました。ありがとうございました。