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先にレワ公園をお勧めしましたが、ここレワの地域の特色は高原
丘陵地帯で、標高が1400~2000m有り、その起伏に飛んだ美しい
景色には圧倒されます。
今回は、レワでの保護動物の黒サイに関しては追って詳細を書く事
にして、先ずはキリンについて特色を書きたいと思います。
キリンはアフリカ大陸サハラ砂漠以南にのみ棲息し、9亜種いるそう
です。タンザニアの国の象徴とされる動物で、南部タンザニアでは
かなりの数が観察されます。
もっとも棲息数は以外と他の国、ケニアやボツワナより少なく計測
されているようです。
日本の動物園ではこの9亜種の内の3亜種、マサイ、網目、ケープ・
キリンが見られるそうです。
キリンの特色は頭の上にある角でしょうか?雄・雌共にありますが、
雄の方が本数が多い(もしくは性差は無い?!)、どちらも皮膚と毛で
覆われていますが、先端が剥げている方が雄です。
又1日の睡眠時間が一番短い動物とも言われており、平均約2時間弱、
少ない時は約10分の場合もあるそうな。
更に乾季でも特に水を求めて必死に移動する必要もないといいます。
平均寿命は約13年。群れは雄をリーダとして平均10頭位の群れを
作ります。成獣には3~5年を要し、妊娠期間は450日、出産は乾季
に行われ、子供は首を曲げ頭を下肢に挟む形で、頭を地面にぶつけ
ないように生まれ落ちて来ます。
生後3~4週間までは母親と一緒に同じ場所で隠れていますが、その
後群れと一緒になり、クレイシという群れの中の姥のような雌キリン
達が交代で面倒を見合うそうです。乳離れは1年半位です。
何故あのように亜種で微妙に模様が変化しているのかは、池田の
力では文献も見付け切れませんが、ケニアのジラフ・センターでは
以前、色々興味深い説明があって面白かったのですが、今は餌やり
だけがメインになってしまっているようで、残念です。
後、タンザニアのンゴロンゴロ地区からセレンゲティへ向かう途中
にオルドバイ峡谷があり、そこのミニ・博物館にキリンの祖先等の
頭蓋骨等が展示されています。
1回現地ガイドの説明を聞けば、サファリには不要と不遜ながら
池田企画のツアーでは殆んど立ち寄りませんが、ご希望は勿論
募っていますので、遠慮なくお申し出下さい。入館料は有料になり
ますが、添乗員付きでない場合でも、現地で車代と共に支払えます
のでご安心下さい。
一見の価値はやはりありますので、是非一度はいらしてみて下さい。
因みに英語のジラフの語源はイタリア語で背の高いを表す、”giraffa”
から来ているそうです。
背が高いですが、側対歩(同側の足を進める歩き方)で走るとこれ
又力強く、時速30~60kmでかなり長距離を走れるそうです。
写真は珍しい双子のキリン