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東部アフリカで唯一水場のサファリが出来ると今まで宣伝していた
セルー動物保護区ですが、先にご紹介したサーダニ国立公園は、
正に陸でのサファリは勿論、淡水と海水でも可能といったところに
なりますので、この謳い文句は余り使用出来ませんね。
セルーは南国のイメージが強いです。川沿いに植生する椰子の
木に夕陽が当たり、ボート・サファリでは日中の暑さがむしろ快適
に思えます。
その椰子の実を取るために、象がゆさゆ幹をゆすります。賢い
ですね。
東部アフリカでは殆んど絶滅したと言われるリカオン(ワイルド・
ドック)ですが、セルー南部では幾つかパックが棲息し、かなり
の確率で観察出来ると思います。
北部タンザニアでも今リカオン保護活動が盛んに行われ、タラン
ギレ国立公園やセレンゲティ国立公園の西部でも観察され、
嬉しい事にどんどん復活して来ているようです。
又セルーでは保護区なので、数時間のウォーキング・サファリも
可能です。
残念なのは、東部アフリカのウォーキング・サファリは南部の場合
と比較して、説明が結構簡単な気がします。多分南部アフリカは
直接サファリで野生動物に出会うチャンスが少なく、足跡や植物、
それらの痕跡等で楽しませようという精神から、その豊富な知識
が培われたと思います。
地図や参考文献でもケニア等は南部アフリカから比較すると、
圧倒的に少なく感じます。もっとも動物写真集は、かなり多い事
で東部アフリカの方が動物が見易いと云う証しになるでしょう。
保護団体の数も南部アフリカの方が多いのは、これ又非常に残念
でなりませんが・・・。