ンゴロンゴロ自然保護区、本来ならクレーターとマサイの人々が
棲んでいるリム周辺も全部含めて、保全地区というのが正しい
のでしょう。
ここでは敢えてクレーターのみを意識して、自然保護区と称して
います。
ンゴロンゴロはクレーターまでの段差が平均500~600m。又その
クレーターの直径は約20kmと以外にさなカルデラです。ただ世界
でも6番目に大きい面積で、唯一、野生の動物が棲息している事で
有名です。
ンゴロンゴロ・ワイルドライフ・ロッヂからクレーターへ向かう午前の
サファリでは、道中象がやはり我々が通る同じ道を歩いています。
巨大なほやほやの落し物もあちこちに!
利口な彼らはそっと車の脇を通り抜け、崖をゆったりと降りて
行きます。
夕方にはシマウマが草を食みながらどんどん断崖の上まで登って
行きます。
クレーターには雌象やその仔供、インパラそしてキリンがいない
という事はご存知かとは思いますが、以外にリムではめったに見れ
ない森イノシシやヒョウまでもが出現します。
ロッヂの窓下をマサイの人々が通ります。流石ロバや牛は通り
ませんが、かってのクレーター・ロッヂの(ここも今や経営は南
アフリカ系列になってしまって、ロッヂの形もすっかり変わって
しまっていますが)緑の中庭には、時にバッファローがゆったり
と腰をおろし、反芻しています。
クレーターを挟んでワイルドライフ・ロッヂのほぼ反対側にソパ・
ロッヂが建ち、クレーターの降りる道に近い側にもセレナ・ロッヂ
が建設され、公園入り口も入園規則も変わり、厳しくなりました。
以前は終日ランチ・BOX持参で朝から夕方までびったりサファり、
更にはオフ・ロードが多少許されていましたが、現在は厳禁です。
そのため気温が低かったり運が悪い(!?)と、黒サイはかなり遠くで
しか見れない場合も出て来ました・・・。