昔話ばかりで恐縮ですが、それこそ思い出だからしょうがない
ですよね(笑)。
1980年代後半でまだタンザニアの現地手配は国営だった頃です。
まだ若く嫌がるドライバーを無理やり早朝サファリに連れ出し、
此処マニャラ湖国立公園のサファリの最後の最後で、ヒョウが
道路脇の茂みでこちらを向いてじっと座っているのに出会いました。
勿論早朝の寝ぼけた状態で他は誰も気付かず、見付けた本人すら
も言葉が出ず、慌てて且つ静かに車をバックさせました。
立派な雄のヒョウでした。
でも余りにも道路近くだったので、流石のヒョウもまさかと面食
らったのでしょう、更に茂みの奥深くへと去って行ってしまい
ました。残念!
次も又夕方サファリを終えて帰路につく際に出会った事です。
道路に仔供を連れた結構大きな象の群れが道を塞いでいました。
暫く数台の車と一緒に待っていましたが、一向にどいてくれません。
ドライバー達も公園終園の手続き時間が迫ってるので、いつになく、
焦っているようでした。
やおらドライバー達全員が車から降り、危険な事に大きな倒木で
彼らを追い払って道を開けてしまいました。
象の叫び声とドライバー達の掛け声でちょっと周辺は異様な熱気
に包まれましたが、無事通過し、ロッヂまで戻れました。
最後の出来事は、ンゴロンゴロ自然保護区やセレンゲティ国立公園
からの帰路、今までのサファリに充分に満足して最後、此処マニャラ
湖国立公園のサファリを残すのみの夕方でした。
入園まもなく、アカシアの大木が道路の上を大きくまたいで太い枝
を張っている場所でした。何と雌ライオンが横たわり、だらしなくも
立ち上がりならがのおしっこをしていました。
その当時はミニ・バス・タイプ利用でしたが、今と同様屋根の上
のハッチを開けて顔を出す形式でしたので、危うく皆さん雫の下に
顔を向けるところでした。
しかしそれ以降、中々木登りライオンはマニャラ湖では見付ける
事が出来ず、6年後位に2~3年間復活してましたが・・・。
最近はケニアではナクル湖国立公園、マサイ・マラ国立保護区、
タンザニアではタランギレ国立公園、セレンゲティ国立公園、ンゴロ
ンゴロ自然保護区まで観察されるようになりましたが・・・。
習性の伝播でしょうか?