まだ無線がなかった頃、自力で動物を探せるドライバーはやはり
注目度も指名度も高かったです。大物、特にヒョウやチーターの
場合は、その当時でも車が何台も連なって、道路渋滞を起こし
ました。
又行き交う車同士、ライトをパッシングして大物の時にはお互い
”まだいるよ~”と知らせ合う感じですが、たまに意地悪いドライ
バーが偽情報を流したり、挨拶もせず通り過ぎたりと様々でした。
(おっとりしたタンザニア人には珍しい!)
国立公園や保護区の規則には、どの動物には何m位車との距離
を保つ事、又その場では何分位しか留まる事を禁ず等明記されて
います。
最近は公園規則もかなり厳しくなり、以前はセレンゲティ国立公園
内でも中心部のセロネラ近辺80km範囲外は、動物を見付けたら、
車で動物に近寄って、見たり、カメラを撮ったりと云う事が許されて
いた夢のような時期がありました。
又公園内の場所にしても、昔はドライバーの隠語に近いような
公園内の場所を表す言葉(当然タンザニアではスワヒリ語)で
話されていました。ですので、その言葉の意味を知る事と場所の
結び付きを覚えないと、場所が何処だか理解出来ませんでした。
今は完全なる標識・看板があちこちに建てられ、四国程もある
広大な面積の公園が完璧にコントロールされていて、小気味が
良いです。
雨季の期間の道路はかなりひどい状態になりますが、朝通過して
お昼頃に又戻って来ると、ちゃんと補修がなされています。素晴
らしいです。
この状況は残念ながら、マサイ・マラでは見られません。何故
なのか不思議に思える程、ケニアのマサイ・マラ国立保護区内は
荒れています。それでもチーターやライオンが多いのは本当に
不思議です。
写真は先回のhuntingの続きです。huntingした雌ライオン6頭が
勢揃い。その後更に,ハネムー中の雌が雄と共に戻って来て騒乱
を起こします。