とても過激な題名を掲げた評論を見付けました。
それは ” 生物多様性の意味を問う 希少種の生命は、ありふれた
種に勝るのか? ” です。
まだ読んでいませんので偉そうな事は言えませんが、中身はかなり
納得出来る主張でした。そして書かれていた事実にはショックでした。
興味のある方は是非お読み頂くと良いかと思います。
「ねずみに支配された島」 (ウィリアム ソウルゼンバーグ 著、野中
香方子 翻訳、文藝春秋)です。
要は絶滅危惧種とされた動物達を脅かす、人間がもたらした捕食者
となった動物達を整然と殺戮する正当性はあるのか? と疑問視して
います。
この 「 整然たる殺戮 」 によって生態系保全を正当化する?例え直接
の捕食者を捕獲・根絶させたとしても、次の食物連鎖上の捕食者が
数を増やし、それを又次々と殺戮を繰り返して行く事になり、最後には
肝心の守るべき生物すらをも滅ぼしてしまう?と言う事実です。
「 世界中から非難が殺到し、人間が不器用な手で自然を操ろうとした
結果だと罵られた 」 にも関わらず、散々たる非災害を招き、更なる非
難を招く事になった事実を取り上げています。
何とも・・・。
日本でも実際にホタルが在来種ではないとして折角その地に棲息して
居るにも関わらず、根絶させるという報道もありましたが、その後どうなっ
たのか?ですが・・・。
難しい問題ですが、一考、再考の価値有りですね!
写真は、リカオンのツイッタリング。