続ンゴロンゴロ自然保護区の思い出

黒サイは風が吹くと嫌がります。気温が低いと塒から出てきません。
深い草丈の高い場所ですっぽりと寝込んでいます。且つ薄明薄暮性
と云う昼行性でもなく夜行性でもない習性です。

ンゴロンゴロ・クレーターでは昔アグネスと云う女傑が沢山の
仔供達を産み育てました。彼女の角は細く長く立派でその存在は
遠くからでも直ぐ分かりました。

一時40数頭にも増えたンゴロンゴロのサイはその後又減少し、最近
は再度復活の兆しが見えています。

又保護用の施設としてはセレンゲティの西部、モル・コピエの近く
にあるクシーメック黒サイ保護センターの他、北東部のロボ地区
マイグレーション・キャンプの直ぐ手前にも最近出来ました。

更にサンクチュアリーとしてタンザニアのムコマズィ国立公園、ケニア
のレワ公園等も有名です。

かってはタンザニアのタランギレ国立公園やケニアのツァボ、
アンボセリ国立公園等も黒サイの宝庫だったそうです・・・。

遺伝学が進歩して今、鳥の細胞に歯が生える遺伝子を持った細胞
を移植して恐竜のように嘴に歯を生やす実験も可能だそうです。
人間のエゴで絶滅させて、又再生させるとは遺伝子等を持て遊んで
いるようで空恐ろしいですが、恐竜の再現はちょっと夢があるかも・・・。

更に驚愕なのは、京大で不妊に役立てるよう精子細胞を作り出し、
それを利用してマウスの人工授精に成功したそうな。まさしく
神への冒涜となりかねない人間クローン誕生も現実なニュース
でした!

写真左:ンゴロンゴロ・ワイルドライフ・ロッヂの窓から
   右:保全地区のマサイ村

ンゴロンゴロ自然保護区の思い出

ンゴロンゴロ自然保護区、本来ならクレーターとマサイの人々が
棲んでいるリム周辺も全部含めて、保全地区というのが正しい
のでしょう。

ここでは敢えてクレーターのみを意識して、自然保護区と称して
います。

ンゴロンゴロはクレーターまでの段差が平均500~600m。又その
クレーターの直径は約20kmと以外にさなカルデラです。ただ世界
でも6番目に大きい面積で、唯一、野生の動物が棲息している事で
有名です。

ンゴロンゴロ・ワイルドライフ・ロッヂからクレーターへ向かう午前の
サファリでは、道中象がやはり我々が通る同じ道を歩いています。
巨大なほやほやの落し物もあちこちに!
利口な彼らはそっと車の脇を通り抜け、崖をゆったりと降りて
行きます。

夕方にはシマウマが草を食みながらどんどん断崖の上まで登って
行きます。

クレーターには雌象やその仔供、インパラそしてキリンがいない
という事はご存知かとは思いますが、以外にリムではめったに見れ
ない森イノシシやヒョウまでもが出現します。

ロッヂの窓下をマサイの人々が通ります。流石ロバや牛は通り
ませんが、かってのクレーター・ロッヂの(ここも今や経営は南
アフリカ系列になってしまって、ロッヂの形もすっかり変わって
しまっていますが)緑の中庭には、時にバッファローがゆったり
と腰をおろし、反芻しています。

クレーターを挟んでワイルドライフ・ロッヂのほぼ反対側にソパ・
ロッヂが建ち、クレーターの降りる道に近い側にもセレナ・ロッヂ
が建設され、公園入り口も入園規則も変わり、厳しくなりました。

以前は終日ランチ・BOX持参で朝から夕方までびったりサファり、
更にはオフ・ロードが多少許されていましたが、現在は厳禁です。

そのため気温が低かったり運が悪い(!?)と、黒サイはかなり遠くで
しか見れない場合も出て来ました・・・。

ンゴロンゴロ自然保護区の思い出

ンゴロンゴロ自然保護区、本来ならクレーターとマサイの人々が
棲んでいるリム周辺も全部含めて、保全地区というのが正しい
のでしょう。

ここでは敢えてクレーターのみを意識して、自然保護区と称して
います。

ンゴロンゴロはクレーターまでの段差が平均500~600m。又その
クレーターの直径は約20kmと以外にさなカルデラです。ただ世界
でも6番目に大きい面積で、唯一、野生の動物が棲息している事で
有名です。

ンゴロンゴロ・ワイルドライフ・ロッヂからクレーターへ向かう午前の
サファリでは、道中象がやはり我々が通る同じ道を歩いています。
巨大なほやほやの落し物もあちこちに!
利口な彼らはそっと車の脇を通り抜け、崖をゆったりと降りて
行きます。

夕方にはシマウマが草を食みながらどんどん断崖の上まで登って
行きます。

クレーターには雌象やその仔供、インパラそしてキリンがいない
という事はご存知かとは思いますが、以外にリムではめったに見れ
ない森イノシシやヒョウまでもが出現します。

ロッヂの窓下をマサイの人々が通ります。流石ロバや牛は通り
ませんが、かってのクレーター・ロッヂの(ここも今や経営は南
アフリカ系列になってしまって、ロッヂの形もすっかり変わって
しまっていますが)緑の中庭には、時にバッファローがゆったり
と腰をおろし、反芻しています。

クレーターを挟んでワイルドライフ・ロッヂのほぼ反対側にソパ・
ロッヂが建ち、クレーターの降りる道に近い側にもセレナ・ロッヂ
が建設され、公園入り口も入園規則も変わり、厳しくなりました。

以前は終日ランチ・BOX持参で朝から夕方までびったりサファり、
更にはオフ・ロードが多少許されていましたが、現在は厳禁です。

そのため気温が低かったり運が悪い(!?)と、黒サイはかなり遠くで
しか見れない場合も出て来ました・・・。

続マニャラ湖国立公園の思い出

昔話ばかりで恐縮ですが、それこそ思い出だからしょうがない
ですよね(笑)。

1980年代後半でまだタンザニアの現地手配は国営だった頃です。
まだ若く嫌がるドライバーを無理やり早朝サファリに連れ出し、
此処マニャラ湖国立公園のサファリの最後の最後で、ヒョウが
道路脇の茂みでこちらを向いてじっと座っているのに出会いました。
勿論早朝の寝ぼけた状態で他は誰も気付かず、見付けた本人すら
も言葉が出ず、慌てて且つ静かに車をバックさせました。

立派な雄のヒョウでした。

でも余りにも道路近くだったので、流石のヒョウもまさかと面食
らったのでしょう、更に茂みの奥深くへと去って行ってしまい
ました。残念!

次も又夕方サファリを終えて帰路につく際に出会った事です。
道路に仔供を連れた結構大きな象の群れが道を塞いでいました。
暫く数台の車と一緒に待っていましたが、一向にどいてくれません。

ドライバー達も公園終園の手続き時間が迫ってるので、いつになく、
焦っているようでした。

やおらドライバー達全員が車から降り、危険な事に大きな倒木で
彼らを追い払って道を開けてしまいました。

象の叫び声とドライバー達の掛け声でちょっと周辺は異様な熱気
に包まれましたが、無事通過し、ロッヂまで戻れました。

最後の出来事は、ンゴロンゴロ自然保護区やセレンゲティ国立公園
からの帰路、今までのサファリに充分に満足して最後、此処マニャラ
湖国立公園のサファリを残すのみの夕方でした。

入園まもなく、アカシアの大木が道路の上を大きくまたいで太い枝
を張っている場所でした。何と雌ライオンが横たわり、だらしなくも
立ち上がりならがのおしっこをしていました。

その当時はミニ・バス・タイプ利用でしたが、今と同様屋根の上
のハッチを開けて顔を出す形式でしたので、危うく皆さん雫の下に
顔を向けるところでした。

しかしそれ以降、中々木登りライオンはマニャラ湖では見付ける
事が出来ず、6年後位に2~3年間復活してましたが・・・。

最近はケニアではナクル湖国立公園、マサイ・マラ国立保護区、
タンザニアではタランギレ国立公園、セレンゲティ国立公園、ンゴロ
ンゴロ自然保護区まで観察されるようになりましたが・・・。

習性の伝播でしょうか?

続マニャラ湖国立公園の思い出

昔話ばかりで恐縮ですが、それこそ思い出だからしょうがない
ですよね(笑)。

1980年代後半でまだタンザニアの現地手配は国営だった頃です。
まだ若く嫌がるドライバーを無理やり早朝サファリに連れ出し、
此処マニャラ湖国立公園のサファリの最後の最後で、ヒョウが
道路脇の茂みでこちらを向いてじっと座っているのに出会いました。
勿論早朝の寝ぼけた状態で他は誰も気付かず、見付けた本人すら
も言葉が出ず、慌てて且つ静かに車をバックさせました。

立派な雄のヒョウでした。

でも余りにも道路近くだったので、流石のヒョウもまさかと面食
らったのでしょう、更に茂みの奥深くへと去って行ってしまい
ました。残念!

次も又夕方サファリを終えて帰路につく際に出会った事です。
道路に仔供を連れた結構大きな象の群れが道を塞いでいました。
暫く数台の車と一緒に待っていましたが、一向にどいてくれません。

ドライバー達も公園終園の手続き時間が迫ってるので、いつになく、
焦っているようでした。

やおらドライバー達全員が車から降り、危険な事に大きな倒木で
彼らを追い払って道を開けてしまいました。

象の叫び声とドライバー達の掛け声でちょっと周辺は異様な熱気
に包まれましたが、無事通過し、ロッヂまで戻れました。

最後の出来事は、ンゴロンゴロ自然保護区やセレンゲティ国立公園
からの帰路、今までのサファリに充分に満足して最後、此処マニャラ
湖国立公園のサファリを残すのみの夕方でした。

入園まもなく、アカシアの大木が道路の上を大きくまたいで太い枝
を張っている場所でした。何と雌ライオンが横たわり、だらしなくも
立ち上がりならがのおしっこをしていました。

その当時はミニ・バス・タイプ利用でしたが、今と同様屋根の上
のハッチを開けて顔を出す形式でしたので、危うく皆さん雫の下に
顔を向けるところでした。

しかしそれ以降、中々木登りライオンはマニャラ湖では見付ける
事が出来ず、6年後位に2~3年間復活してましたが・・・。

最近はケニアではナクル湖国立公園、マサイ・マラ国立保護区、
タンザニアではタランギレ国立公園、セレンゲティ国立公園、ンゴロ
ンゴロ自然保護区まで観察されるようになりましたが・・・。

習性の伝播でしょうか?

マニャラ湖国立公園の思い出

タンザニアのサファリ行では最近は道祖神特選ツアー担当としては
敢えてマニャラ湖を敢えて含めない行程にしています。

かなり昔、2003年だったかマニャラ湖が大洪水になり、湖畔のサファリ
はおろか、かなりの地域が浸水しサファリは不可能に。そして数年
その水量は減少しませんでした。

それでなくても、マニャラ湖はサファリには余り期待が持てず、
最初の行程に組むならいざ知らず、後半、特にセレンゲティ国立
公園等からの帰路に寄ると、ちょっと公園の荒れも目立ち、期待
はずれになってしまうのがその理由です。

それでも公園内は、目立ったところにはきちんと植物等に標識が付け
られ管理されており、ヒヒが多いにも拘わらず、ブルー・モンキーや
木登りライオン(この得意な生態は此処々が発祥の地)、カバや
水鳥、象の大群にも出会えました。

洪水の後半は、ボート・サファリが行なわれていたようですが、
それ以来1回も足は踏み入れてません。その後どうなったか
気にはなりますが・・・。

勿論マニャラ湖は列記とした国立公園です。宿泊施設は皆公園の
外に建てられており、アフリカ大地溝帯、グレート・リフト・バレーの
縁(リム)に建ち、湖を俯瞰する位置にあります。

特に際立った宿泊施設は、タンザニア国営時代からのホテル・レイク・
マニャラです。今は南アフリカ資本にセロネラ・ワイルドライフ・ロッヂ
等々と一緒に身売りして改修工事も済んだと思いますが、手入れ
された庭の美しさや、大きなチェス版、湖面に向いた望遠鏡が
印象的でした。

マニャラ湖国立公園の思い出

タンザニアのサファリ行では最近は道祖神特選ツアー担当としては
敢えてマニャラ湖を敢えて含めない行程にしています。

かなり昔、2003年だったかマニャラ湖が大洪水になり、湖畔のサファリ
はおろか、かなりの地域が浸水しサファリは不可能に。そして数年
その水量は減少しませんでした。

それでなくても、マニャラ湖はサファリには余り期待が持てず、
最初の行程に組むならいざ知らず、後半、特にセレンゲティ国立
公園等からの帰路に寄ると、ちょっと公園の荒れも目立ち、期待
はずれになってしまうのがその理由です。

それでも公園内は、目立ったところにはきちんと植物等に標識が付け
られ管理されており、ヒヒが多いにも拘わらず、ブルー・モンキーや
木登りライオン(この得意な生態は此処々が発祥の地)、カバや
水鳥、象の大群にも出会えました。

洪水の後半は、ボート・サファリが行なわれていたようですが、
それ以来1回も足は踏み入れてません。その後どうなったか
気にはなりますが・・・。

勿論マニャラ湖は列記とした国立公園です。宿泊施設は皆公園の
外に建てられており、アフリカ大地溝帯、グレート・リフト・バレーの
縁(リム)に建ち、湖を俯瞰する位置にあります。

特に際立った宿泊施設は、タンザニア国営時代からのホテル・レイク・
マニャラです。今は南アフリカ資本にセロネラ・ワイルドライフ・ロッヂ
等々と一緒に身売りして改修工事も済んだと思いますが、手入れ
された庭の美しさや、大きなチェス版、湖面に向いた望遠鏡が
印象的でした。

絶滅危惧種の再発見

今回は全く他のHPからのコピーですが、嬉しい半面、やはり危機感
に捕らわれる状況のニュースです。

小形のアンテロープ(レイヨウ)、アダースダイカー。
http://www.ultimateungulate.com/Artiodactyla/Cephalophus_adersi.html

棲息地は、タンザニアのザンジバル島と、ケニア南部のアラブコ・
ソコケ国立公園といわれていました。

森林の縮小等によって、20年前の5000頭から現在は1000頭まで
数を減らしており、国際自然保護連合(IUCN)では絶滅危惧IA類
(絶滅寸前)に指定されています。

最近、ケニア北東部の沿岸地帯にあるボニ・ドドリの森で行なわれた
調査ではこのダイカー以外にも稀少な動物達が次々に無事棲息
している事が発見されたそうな。。。

それでも”アダースダイカーが絶滅するか否かは、発見された個体群
が鍵を握っている。この孤立した森では今後も新種発見を期待出来
るが、活発な沿岸開発で破壊が急速に進んでいる。すぐにでも
何らかの手を打つ必要があるだろう”と、ロンドン動物学会(ZSL)
の主任保全生物学者ラジャン・アミン氏が見解を述べている。

マダガスカルや中南米ではまだまだ新種が発見されている。
アフリカやボルネオのように人間が侵食して手遅れにならないよう
に祈るばかりです。

ニュース・ソース
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011080202&expand&source=gnews

写真が全然見当たりません、それ位稀少なんですね。